ペラルゴニウムの育て方
育てる環境について
栽培をする時の環境としては日当たりを基本的に考えます。育て方としては暖かいところが良いとされています。1年を通して日当たりのあるところを中心に置くようにします。冬にはどうするかですが、温度の下限としては2度ぐらいとされています。西日本の太平洋側であればなんとか対応できそうですが、
北部や日本海側になると雪が降ったりしますから少し難しくなるかもしれません。気持としては冬は室内で管理するぐらいでないといけないでしょう。霜に当たると枯れてしまいますから、霜が当たらないように注意しなければいけません。室内でなくても、軒下などに入れることによって温度調整をすることが出来る場合があります。
その年ごとに寒さの予測があります。寒くなると予測される冬の場合においては冬の初めから室内での管理をするようにします。暖冬予測、雪があまり降らないなどならぎりぎり屋外での管理が可能になります。夏はどういったところに置くかですが、日当たりがいいと言ってもあまり直射日光は好みません。
そのことから半日陰がちょうどいい環境とされることがあります。直射日光が当たると多温のために枯れてしまうことがあります。寒さに耐えても夏の暑さで枯れてしまっては可愛そうです。風通しを良くしたりして温度調節をするようにします。落葉樹の下に奥などすることで夏に日陰の状態になるところがありますから、そういったところをうまく利用して温度が上がり過ぎないようにします。
種付けや水やり、肥料について
種まきをする用土としては市販の花と野菜の土を利用します。一般的に培養土と言われている土です。気を遣うのであればもう少しこまめに調整した用土を使いあす。弱アルカリ性の土壌を作るようにします。鉢土においては苦土石灰を混ぜておき、アルカリ性の度合いを調整しておきます。その上で牛糞などの堆肥を入れると良いとされています。
水やりに関しては乾燥気味に行うようにします。水をやりすぎてしまうと傷んでしまいます。土の表面を見て乾いているようであれば与える、湿っているようであれば不要なことが多くなりそうです。花が咲いている時においては水をしっかりと与えます。しっかりと与えるのが良いですが、与え過ぎないようにしなければいけません。
ちょうど夏になりますから、雨の具合と相談しながら水分量を調節するようにしていけばよいでしょう。肥料については、元々の土においてカルシウム分を含む緩効性の肥料をいれておきます。この植物に関しては、早春から初春において生育が旺盛になります。この時期はちょうど花が咲く時期とも重なります。
緩効性の肥料を置き肥するようにすると良いとされてます。花が終わったあとの秋においても同様に置き肥をするようにしておきます。肥料の方法としては置き肥をする他には液体肥料を利用する方法も良いとされています。2週間に1回ほどこちらは与えることによって効果を発揮することができます。行い易い方の方法で行うようにします。
増やし方や害虫について
植え替えに関しては春か秋に行うのが良いとされます。鉢から取り出して、古い土を落とします。すべて落とすのではなく、半分ぐらい残しておきます。すべて落とすと次に入れる新しい土との相性が良くないかもしれません。慣らすためにはある程度は残しておく必要があります。春に植え替えをするのが良いとされますが、
開花が始まりそうなときはその年は春はやめておきます。秋にも出来るチャンスがあるのでそれを待ったほうがいいでしょう。増やし方としては、秋にさし芽をする方法があります。秋と言っても比較的早めになります。花に関しては夏の初め頃に終わることが多いので、花が終わって1箇月ぐらい経ってからぐらいになります。
花後の切り戻しの後に伸びた枝を探し、それを5センチから10センチの長さに切って挿し穂にします。挿し穂を挿す土に関しては肥料分を含まない水はけの良い土に挿します。根を張るようになってくれば、通常の土と同じような配合のところに移し替えるようにします。この花においては切り戻しをしたほうが良いとされます。
花後すぐ、初秋に行います。花がついていた茎の部分についてはあまり太くではなく細い状態のものを選びます。大きな葉がついている節の上で切り戻しを行います。花が終わったらできるだけ早くに行うのが良いとされています。害虫としてはオンシツコナジラミが発生することがあります。葉裏につくことがあるので、時々確かめるようにします。
ペラルゴニウムの歴史
夏に比較的きれいな花を咲かせる花としてアオイであったり芙蓉があります。茎がしっかりしていて、ピンクや紫の花をしっかりと咲かせてくれます。どんどん増える種類でもあって、空き地などに種が飛んだりして増えていることもあります。他の雑草とは少し様子が異なることもあるかもしれません。
このようにアオイや芙蓉がありますが、種類もたくさんあります。でも花としては似ていても実際には種類が異なる場合もあります。ペラルゴニウムと呼ばれる花については和名としてナツザキテンジクアオイとなっています。確かに花の様子はアオイのようにも見えますが、実際のところは種類が異なるようなので注意が必要になります。
原産地、生息地は南アフリカのケープ地方ですから、アフリカ大陸の中でもかなり南の方、南半球の花になります。歴史としては、この品種に関してはアフリカで交雑されて作り出されたものが多いようです。一方で日本においても育種された品種があり、それが流通していることもあります。この花の名前の由来としては、
ギリシア語のコウノトリの意味があります。コウノトリのことをペラルゴスと言います。果実がくちばしのように尖っていることからそのように言われるようです。英名としてはファンシーゼラニウムと言われています。この花については3月4日の誕生花となっています。花言葉としては君ありて幸福、決心、篤い信仰、尊敬などがあります。美しい花に合う言葉が並んでいます。
ペラルゴニウムの特徴
和名においてアオイと入っていますがアオイの仲間ではありません。フクロソウ科、テンジクアオイ属とされています。よく知られている花としてはゼラニウムの仲間になります。多年草として知られていて、草丈に関しては20センチぐらいから80センチぐらいの高さになるものまであります。色鮮やかな種類が揃っているのが特徴でもあり、
白、赤、ピンク、オレンジ、紫など比較的多くの花が揃っているといえるでしょう。常緑性で、開花期が長くなっています。耐暑性に関してはそれなりにありますが、耐寒性があまり無いですから日本での冬越しをさせるときは少し注意しないといけないこともあります。ゼラニウムに似ている、種類が同じことから長くゼラニウムと呼ばれていたり、
お店によってはゼラニウムとして売られることがあるようです。並べられていると葉の形や花の雰囲気などが似ていることがわかります。ゼラニウムとの大きな違いとして咲く時期が限られていることです。ゼラニウムは四季を通して花をつけます。真冬でも花をつけることがあるくらいです。
でもこの花は4月から7月ぐらいになっています。一般的な花にしては比較的長く咲く方ですが、同じ仲間同士のことを考えるとあまり長く咲かないタイプに属することになります。その他にゼラニウムとに違いとして、花であったり葉っぱが大きいタイプであることです。大きな花が幾つか咲くので、花が咲いた時に豪快に感じられるでしょう。
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和名においてアオイと入っていますがアオイの仲間ではありません。フクロソウ科、テンジクアオイ属とされています。よく知られている花としてはゼラニウムの仲間になります。多年草として知られていて、草丈に関しては20センチぐらいから80センチぐらいの高さになるものまであります。