ヤマユリの育て方
育てる環境について
ヤマユリは日本独自の花とのことなので、日本においては比較的広く栽培することが出来るとされています。原産も日本ですし、生息地も日本になります。ただし地域的にはあまり南に行くと見られなくなります。北海道から東北を中心とした東日本ではある程度見られています。しかし西日本になってくると北部において見られる程度になってきます。
気候に関しては寒さにはそれなりに強いですが、暑さにはほどほど強さになります。南部の方で育てようとするときには少し場所を考えるなどをしないといけないでしょう。鉢植えとして適しているところとしては、午前中日向で午後は明るい日陰になるところとされています。まずは建物の東側が良さそうです。
そうすれば午前中はしっかり日差しを受けることができ、午後になってくるに連れて徐々に日差しが弱周ります。かと言って全く暗くなるわけではありません。西側に庭があるときはどこに置くか考えるようにします。どうせ西日に当てるなら1日中明るい日陰のほうが良いこともあります。
西側でも何らかの陰が出来るようにしておけばクリアできそうです。日向と言っても夏場においてはあまり当てすぎるのはよくありません。一定の遮光をすることで日差しを少なくします。軒下などにいれて少し減らすようにしたほうが良いようです。庭植えにするときには庭のど真ん中に植えるのでは無く、落葉樹の下などに植えるようにします。そうすると日差しも遮る事ができます。
種付けや水やり、肥料について
種付けをする時期としては2月から3月の冬から春にかけてです。ユリ科になりますから球根を植えることになります。植える位置としては球根の高さの3倍ぐらいとされています。少し深い位置を意識しながら植えるようにします。ですから植木鉢であったりプランターなどは深めのものを用意しておいたほうがいいでしょう。
育て方で用土に関しては桐生砂土粒、赤玉土小粒などに軽石小粒、硬質鹿沼土を適度に混ぜたものを利用します。これに腐葉土を混ぜるようにします。軽石などが入ることによって水はけも良くなり、栄養分、水分を吸い上げやすくなります。植えたらそのままにするのではなく、毎年から1年おき、庭植えでも数年に1回の割合で植え替えをするようにします。
そうすることで連作障害を抑えることができます。あまり同じ所で植え続けるのは良くないからです。もちろん土においてもその都度取り替えるようにします。水やりに関しては表面が乾いた時にしっかりと与えるようにします。土が乾いている状態になるのは避けなければいけません。
庭植えならあまり水やりの意識は不要ですが、夏場などに雨があまりにふらないようであればそれなりに水撒きなどをして水分を与えるようにします。肥料の与え方としては、植え付け時に行います。球根を植える下の部分にリン酸、カリウム主体の緩効性化成肥料を混ぜるようにします。芽が出てきた時においても別の肥料を追加します。液体肥料を使うときは薄めて使います。
増やし方や害虫について
増やし方としてはまずは種まきがあります。もちろん早くに行おうとするなら球根を購入しての方法もありますが、せっかくですから自分自身で増やしていきたいでしょう。10月くらいに花が咲いた後果実ができます。その後に種ができますから、そこから種をとっておきます。種については乾燥させることで保存が可能です。
種から育てて開花をさせようとすると6年近くかかることがあるようです。それなら乾燥をさせるよりもどんどん次の花を育てたほうがいいでしょう。そのうちに育ってくれます。おいておいてもその後に6年もかかっては大変です。増やし方の別の方法には分球があります。球根自体を分ける方法です。
生育が順調なものを選んで行ってみましょう。分球に関してはいくらでも出来るわけではありませんし見極めも必要になります。順調だからとどんどん分球しないようにしなければいけません。木子を使うことがあります。これは茎に付いている小さな球根です。通常のものよりも小さいですがこれを使って増やすことができます。
病気に関しては球根が病気になってしまうケースがあります。球根を保管している時に出てしまうことがあります。食べ物を買うときに腐っていないものを買うように気をつけますが、球根も同様に腐っているかどうかを見極める必要があります。害虫ではアブラムシが暖かい季節になると出てきます。南部になると一年中発生することもあるので駆除を早め早めに行います。
ヤマユリの歴史
ユリと言いますと女性の歩く姿に例えることがありますし、女性の名前でも使われる事がある花です。優雅で大きく、美しい花になります。世界においてもたくさんの種類があるとされ、自然に生えている物の他にその後にどんどん開発されることによって増えていることもあります。その中の一つにおいてヤマユリがあります。
こちらについては日本独特のユリとして知られていて、海外においてはこのタイプのユリがないとされています。となるとこれからも守っていかないといけない花の一つになるでしょう。なぜこのような名前が付けられる様になったかですが、これに関しては単純に山の中に生える事が多いからのようです。
ちょっとした山よりもかなり深く分け入ったところに生えることが多いようです。気になるのはいつの時代からこの花があったかですが、ある遺跡において食べた痕跡が見つかったとされています。縄文時代の遺跡において鱗茎の部分が食べられていたことがわかっています。その頃に美しいからとこの花のことを見ていたかどうかはわかりませんが、
少なくとも何らかの形で知られるようにはなっていたのでしょう。昔においてはそれほど街化も進んでいなかったでしょうから、生活の場にたくさんあったとは言えませんが、自然の中に生えているものを取りに行って食べるようにしていたのかもしれません。かなり古くから日本に存在し、食用などとして使われていた花として扱われていました。
ヤマユリの特徴
ヤマユリの特徴としては草丈は1メートルから1.5メートルほどになります。比較的大きな背丈の花といえるでしょう。花が咲く時期としては夏です。7月から8月にかけて咲くようです。最大の特徴とも言えるのが花の大きさでしょう。花びらを大きく広げた時の大きさとしては20センチほどにもなるとされています。
大人の人が手を大きく広げたくらいの大きさになります。非常に優雅な花として知られていますが、ここまで大きいと迫力を感じることもあります。非常に花が大きいので、花自体は上に向いているよりも横からやや下を向いた状態で咲くことが多くなります。これは花自体が非常に重たい状態だからこのようになるようです。
でもこの横を向いたり少し下を向いている様子がより女性らしいようにみえるのかもしれません。花の色の特徴としては基本的な色が白になります。ですから後ろから見た時は真っ白の花のように見えます。しかし正面から見ると少し様子が変わります。花弁の部分には黄色の筋が入っているのが特徴です。
そして斑点が入っていてこれがこの花の見た目の大きな特徴になっています。更にはがくの部分が大きく出ていてそれも形の中では印象強くなる要素になっています。見た目にも特徴が多いですが、その他には香りが強いこともあります。非常に甘い香りがするので、この付近を歩けばどこかで咲いているのがわかるくらいです。簡単に咲くことはなく、開花までに数年を要するとされています。
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ヤマユリは、ユリ科、ユリ属になります。和名は、ヤマユリ(山百合)、その他の名前は、エイザンユリ、ヨシノユリ、ハコネユリ、シロユリ、キンセンユリと呼ばれております。ヤマユリの特徴としては草丈は1メートルから1.5メートルほどになります。比較的大きな背丈の花といえるでしょう。花が咲く時期としては夏です。