キタダケソウの仲間の育て方

キタダケソウの仲間の育て方

キタダケソウはキンポウゲ科キタダケソウ属の多年草で、高山植物です。原産は日本です。山梨県に生息地が分布しており、南アルプス北岳の固有種の高山植物です。南アルプスの北岳が生息地であり、漢字で表記すると北岳草となります。キタダケソウの仲間には、ヒダカソウ、カラフトミヤマイチゲ、キリギシソウがあります。

育てる環境について

キタダケソウの仲間は、育て方が困難です。高山植物の生育環境でのみ育てることが可能です。具体的には、キタダケソウであれば標高3000メートル級の、温度と湿度の環境です。寒冷気候が適切であり、温暖な気候では生育が極めて困難です。種の保存法に基づいて、栽培と販売が認可されている植物栽培事業者から購入した場合は、

キタダケソウであれば標高3000メートル級の環境とは言えない場所で生育されていますから、生育のコツを教わりながら購入すると良いでしょう。基本的に屋外での生育は極めて困難ですが、夏でも涼しい標高の地域であれば、地植えにすることで、地中に深く広く根が張っていき、生育が可能になる場合があります。室内であれば、

鉢植えで生育させます。夏はエアコンで涼しい場所を好みます。エアコンを稼動させて涼しい状態を維持できていれば、日当たりの良い窓辺でも良いでしょう。西日には当てません。標高が高くて避暑地と言える別荘地であれば、エアコンを使用しなくても生育させることが可能です。室内であれば、エアコンを稼動させることで、

適切な温度と湿度を維持することが可能ですから、比較的に容易に育ちます。しかし要注意なのは冬です。寒冷な冬であっても、暖房を使用してしまう室内では弱ってしまい、枯れてしまいやすいからです。枯れてしまうと、春になっても発芽しないことになります。室内で越冬させるときは、暖房を使用しない場所であるか、もしくは暖房効果が得られない場所を選びましょう。

種付けや水やり、肥料について

キタダケソウの仲間は、水やりに関しては、自然な雨水と同じ程度の頻度を意識して、普通に水を与えるように心がけます。土が乾燥したからというよりも、朝露で湿らせるようなイメージで水やりするのがコツです。水を与えすぎたからといって、ダメージが大きくなることはありませんが、土壌に関しては配慮が必要です。

どのような土壌で育てるのかが重要であり、土壌の条件が良くなければ、水やりを工夫しても生育は困難なのだと覚えておくと良いでしょう。鉢植えの場合であっても、地植えで育てる場合であっても、基本的に硬質な土を選びます。硬質な土の代表的な用土には、硬質鹿沼土があります。硬質で、なおかつ粒の大きさが中くらいから大きめの状態が最適です。

硬質の土に砂を混ぜると、より良い土壌になります。市販されている用土の中では、桐生砂が良いでしょう。赤玉土を選ぶ場合には、粒が大きめで、しっかりとした形状が維持されているものを選びます。しっかりとした形状が維持されにくい赤玉土は、細かな粒子になって砂のような状態になりがちです。細かく砕かれて砂のようになっていないかどうかを見て、判別するときの参考にすると良いでしょう。

鉢植えの場合には、硬質鹿沼土と桐生砂と赤玉土をバランスよく混ぜて使用すると理想的です。観葉植物で使用されることの多いバーミキュライトは混ぜなくても大丈夫ですが、栄養分を与えたいという場合や、土壌改善効果を狙う場合は、少なめに混ぜます。肥料は油粕が最適です。油粕は、根に当たらないように土に混ぜるのがポイントです。

増やし方や害虫について

キタダケソウの仲間に限らず、高山植物を代表として、種の保存法の指定種の植物は、栽培方法や増やし方が一般的に公開されていません。情報の公開が制限されていると言っても良いでしょう。基本的には、購入した鉢植えを、鉢のままで育て続けるか、自宅の庭に地植えして育てます。

基本的には、技術としての増やし方ではなく、自然な増殖と繁殖を目指すことになるのだと覚えておきましょう。土壌の改善と、適切な肥料のもとで生育させている場合に、増殖させやすくなる傾向があります。ですから、硬質の土を選び、粒のしっかりとした土を混ぜて整え、適切に砂を配合することを心がけましょう。

桐生砂を代表とする川砂を適切に混ぜ合わせることによって、生育環境が格段に向上します。鉢植えの場合には、鉢底石を欠かさないようにします。鉢底石を鉢やプランターの底に入れておくことによって、虫の侵入を予防できるからです。キタダケソウの仲間は、自生地を離れて栽培されていると、アブラムシが付いてしまうことがあります。

庭や空き地に生息しているハサミムシが寄ってきて、地中に生息してしまうこともあります。室内で鉢植えにしていても、屋外に短時間でも出したことで、ハサミムシが進入してくることがありますので要注意です。防虫薬剤は散布せず、どうしても使用したいときには無農薬栽培用の、ニームやヒバの天然精油を希釈して、葉に噴霧しておきます。花が咲いたら噴霧を中止します。

キタダケソウの仲間の歴史

キタダケソウはキンポウゲ科キタダケソウ属の多年草で、高山植物です。原産は日本です。山梨県に生息地が分布しており、南アルプス北岳の固有種の高山植物です。南アルプスの北岳が生息地であり、漢字で表記すると北岳草となります。キタダケソウの仲間には、ヒダカソウ、カラフトミヤマイチゲ、キリギシソウがあります。いずれも高山地帯の草地が生息地です。

ヒダカソウは北海道の日高山脈が原産です。ヒダカソウは日高山脈のアポイ岳の固有種です。カラフトミヤマイチゲは、樺太地方が原産であり、カラフトミヤマイチゲの変種とされているのがキリギシソウです。キリギシソウは北海道の夕張山地が原産です。キリギシソウは夕張山地の崕山(きりぎしやま)の固有種です。キタダケソウの仲間は、種の保存法の指定種として保護されています。

キタダケソウは、昭和時代の初期に、南アルプス北岳山頂付近で、新種の高山植物として発見されました。生息地である山梨県と、国によって保護されてきました。山梨県と国よって採取が規制されています。環境省のレッドデータブックに絶滅危惧II類として登録されています。キタダケソウは、現在では、山梨県と国による認可のもとで、栽培と販売が認められています。

1994年には、特定国内希少野生動植物種に指定されました。これは1993年に施工された、絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律に基づく指定です。絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律が、種の保存法と呼ばれています。1994年には北岳キタダケソウ生育地保護区が指定されたことを受けて、自生地への立ち入り制限が行われるようになりました。現在は、これらの法律のもとでのみ、キタダケソウの保護増殖事業の一環として、栽培と販売が認可されています。

キタダケソウの仲間の特徴

キタダケソウの仲間は、高山植物ですから、生息地から採取することはできません。そのかわり、キタダケソウの保護増殖事業の一環としてが認可されている販売品を購入することは可能です。販売されているのは、認可されている植物栽培事業者のみです。したがって、一般的に栽培が可能なキタダケソウというのは、認可されている植物栽培事業者が生育させたものになります。

キタダケソウは、葉に特徴があります。葉がとがらないからです。葉がとがらずに、ぐちゃぐちゃとしたような感じで生育します。この特徴のある葉は、緑色をしたマイタケのようだと言われることもあります。観察をしていると、マイタケが緑色に成長したかのような形に見えてきます。手のひらのような葉に見えますので、まるで手に包まれて育てられたかのように、葉に囲まれて花芽が成長してきます。

葉は、やや青みがかっている色をしているのも特徴です。キタダケソウの花は、白いので、他の高山植物と見間違われやすいと指摘されることがあります。しかしキタダケソウは、他の白い花とは異なる特徴をしていますので、見分けることは容易です。キタダケソウの花は、花びらに明確な線が入ったように見えるからです。花びらなのですが、まるで葉脈のように浮かび上がった直線の縞模様が、はっきりと見えます。

花びらの形も、やはり葉と同じようにとがることがありません。色と形が似ている高山植物には、ハクサンイチゲがあります。ハクサンイチゲも南アルプス北岳に自生していますが、同じ白い花びらであるものの、ハクサンイチゲの花びらはとがった形をしています。キタダケソウの仲間であるヒダカソウは、キタダケソウよりも緑色の濃い葉を茂らせます。やはり葉はとがらずに、ぐちゃぐちゃとしたような、丸みを帯びて生育します。

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