茎レタスの育て方

茎レタスの育て方

紀元前6世紀頃、ペルシャ王の食卓に出されていたと言われている野菜にレタスが有ります。現在では、結球するタイプの玉レタスが主流となっていますが、レタスには色々な種類が有ると言います。

茎レタスの育てる環境について

茎レタスの原産国は中国などであり、日本ではあまり生産が行われていませんが、生息地としては中国が一般的です。山クラゲと言う漬物などを日本国内の各地で購入することが出来ますが、この山クラゲと言うのは茎レタスの皮をそいで乾燥をさせてから漬物にしたものであり、

原料となる山クラゲの大半は中国産と言われています。大規模な生産は国内では行われていないと言いますが、埼玉県、青森県、山形県と言った地域や、各地で個々の農家、中規模の農場と言ったところで茎レタスの栽培が行われていると言われており、日本の中でも栽培を行う事は可能です。

そのため育てる環境を作ってあげれば家庭菜園でも作ることが出来る野菜なのです。尚、育てる場合は種から育てることになりますが、その前に育てるための環境づくりを行う必要があります。植え付けを行う2週間前に、1㎡あたり苦土石灰を100~120gほど土に混ぜて土を作りますが、

良く耕してあげるのがコツです。因みに苦土石灰と言うのは、マグネシウムが苦土、カルシウムが石灰となる肥料であり、酸性が強い土壌を中和してくれる効果を持ちます。これを施しておくことで土の酸性度を程よい濃度に変えてくれます。

また、1週間前には藁や落葉などの有機質資材を発酵させた完熟堆肥を1㎡あたり2kg~3kgと、有機配合肥料を100g~120gを施し、条間や株間をそれぞれ25cm~30cmとります。日当たりが良く、水はけが良い環境にこれらの土づくりを行った畑を用意して植え付けを行う事になります。

茎レタスの種付けや水やり、肥料について

茎レタスは春まきと秋まきの2回の収穫が可能であり、春まきの場合は6月から7月頃が収穫時期となります。一方、秋まきの場合は、11月の中旬頃から12月中旬頃が収穫時期となりますが、レタスの仲間でもあり冷涼な気候を嫌うため、寒冷地などにおいては夏の収穫時期に合わせて種をまくことがポイントとなります。

種をまく床土は水はけがよく、水持ちが長いものを選ぶ事がポイントとなり、セルトレイを利用する場合は、200穴のタイプを使うと便利です。また、温度が高温になってしまうと発芽がし難くなりますので、植える前に一昼夜水に浸しておいてから、

その後乾燥しないようにキッチンペーパーなどを濡らした上に種を並べ、冷蔵庫などで2~3日入れておいて低温の状態にして保存をします。その後、セルトレイの中の用土に種をまいていき、履土は薄く行ってから水をたっぷりと与え、乾燥しないよう管理を行って行きます。

種まきをしてから3日から5日ほどで発芽しますので、隣同士の葉などが重ならないように間引きを行います。また、本葉が2枚ぐらいになった時に、苗床に植え替えるか、ポリ鉢に植え替えを行って苗木を育てていき、本葉が3枚から5枚になった時に畑に植え付けます。

畑は水はけが良い場所を選ぶ事がポイントとなりますが、水はけが悪い所などは、高畝を作って植えてあげることで湿害を防ぐことが出来ます。また、完熟堆肥などの有機物肥料を施しておくことで成長を促すことが出来ます。

茎レタスの増やし方や害虫について

土の乾燥、そして肥料切れが起きないように管理を行う事が増やすコツです。畑の様子を毎日見て、水やりや追肥を施して行きますが、マルチチングを利用する事で生育の促進、雑草防止、そして害虫などから茎レタスを守ることが出来ます。

但し、マルチングを行うと追肥が出来なくなるため、守ってたっぷりと肥料を与えておくことが大切です。尚、下葉はかきとってしまうと茎が硬くなりやすいため、何もせずにそのままにしておくことも、柔らかい茎レタスを作るコツです。

害虫についても注意が必要ですが、茎レタスの場合は灰色かび病、菌核病、べと病、軟腐病と言った病害が起きることが有ります。これを防止する目的において、日当たりが良い場所、風通しが良い場所、そして水はけが良い場所を選ぶ事が大切です。

病害になった葉についてはその都度摘み取り、その場においておくのではなく直ぐに処分するようにします。また、茎レタスはキク科の植物であり、連作障害が起きるため、他のキク科の植物の連作は避けることが大切です。アブラムシはどのような植物にも発生する害虫で、育て方の中でも厄介な部分です。

アブラムシは、茎レタスの葉の部分に群生して生育を妨げるだけではなく、モザイク病をもたらせる事からも、早目に防除する事が大切です。尚、アブラムシと言うのは光るものが嫌いだと言われており、シルバーマルチングを行う事で、アブラムシの発生防止に効果を期待する事が出来ます。

茎レタスの歴史

紀元前6世紀頃、ペルシャ王の食卓に出されていたと言われている野菜にレタスが有ります。現在では、結球するタイプの玉レタスが主流となっていますが、レタスには色々な種類が有ると言います。地中海沿岸より西アジア諸国に伝来された野生種のレタスは、ヨーロッパなどで選び出され、東西へと広がったと言います。

尚、レタスの事を総称して和名においては「チシャ」と言いますが、最初に伝来されたものは結球するものではなく、レタスとなるチシャの下の方にある葉をかき掻って利用する掻きチシャとよばれるものであり、これは中国から日本に伝わり平安時代に栽培されていたものだと言います。

日本の中に伝来する多くの食材は中国から伝わっているのが特徴でもあり、レタスなどチシャにおいても中国から日本に入って来た物だと言います。また、中国にはレタスの種類の一つとして茎レタスと呼ばれるものが有りますが、これは色々な呼び名で呼ばれているレタスの一種でもあり、

ステムレタス、アスパラガスレタス、茎チシャ、チシャトウ、貢菜、皇帝菜とも呼ばれているレタスもしくはチシャの仲間なのです。尚、茎レタスやステムレタスなど色々な呼び名が有り、初めて耳にすると言う人も多いかと思われますが、

茎レタスなどを乾燥したものは中華料理などの食材でもある山クラゲであり、乾燥させることで呼び名が変わると言う珍しい野菜でもあるのです。尚、山クラゲは利用する時は一度水につけて戻してから利用すると言う特徴が有ります。

茎レタスの特徴

茎レタスは中国原産のキク科アキノノゲシ属のチシャ種の植物で、別名ステムレタスやアスパラガスレタスと言います。因みに、アスパラガスと言うのはキク科ではなく、ユリ科の植物で、見た目がアスパラガスに似ている事からもこのように呼ばれているのです。

ステムレタスもしくは茎レタスは、主に茎の部分を食べる野菜ですが、葉の部分についても若い先については生で食べる事も出来ます。味は少々苦味が有るのですが、一般的な玉レタスのようにシャキシャキとした食感が特徴です。また、茎が長く伸びてその先が葉になっており、

葉をめくると茎の下部分まで皮が綺麗にめくれると言う特徴を持ちます。茎と言っても、茎の先にはレタスのような葉がその先端に伸びている皮のような状態になっているのです。生の状態では苦味が少々在りますが、これを軽く茹でたり、油で炒めてあげることで苦味が少なくなりますし、

和え物や炒め物などで利用される人が多いのが特徴です。尚、茎の部分の皮と言うのは硬いため食べる事は出来ませんが、ピーラーなどを利用して剥いて行き、白っぽい色に変わったら食べることが出来る部分に到達します。

また、茎レタスは太い茎を食べる事からも茎チシャなどと言いますが、茎の太さは3cmから5cmと太く、長さとしては30cmほどになります。山クラゲと言うのは、この茎の部分を縦方向にささがきにしてから乾燥をさせたものであり、中華料理の食材などでおなじみの食材となります。

野菜の育て方なぢ色々な植物の育て方に興味がある方は下記の記事も凄く参考になります♪
タイトル:ケールの育て方

pixta_kuwaizumo

クワズイモ(Alocasia odora)の育て方

涼しげな葉で人気のクワズイモですが、その名はサトイモに似た葉からつけられました。サトイモに似てはいますが、イモに見える茎...

pixta_miyamahotarukazura_01

ミヤマホタルカズラの育て方

ミヤマホタルカズラはヨーロッパの南西部、フランス西部からスペイン、ポルトガルなどを生息地とする常緑低木です。もともと日本...

pixta_asupureniumu

アスプレニウム(Asplenium spp.)の育て方

アスプレニウムは5月から8月頃にかけて植え付けをします。土は水はけが良く、通気性が良いものを使います。例えば小粒の赤玉土...

pixta_habotan

ハボタンの育て方

ハボタンは日本で改良されて誕生したもので、海外から伝わってきたものではありません。江戸時代の前期に食用のケールがつたえら...

pixta_mikan

ミカン類の育て方

ミカンというのは柑橘類とも言われます。柑橘は、カラタチ属やミカン亜科のカンキツ属、キンカン属やミカン科の総称です。この中...

pixta_kemansou

ケマンソウの育て方

ケマンソウの生息地は、森林や谷間などの半日陰を中心に広がっています。中国から朝鮮半島一帯を原産とする、寒さに強く暑さに弱...

pixta_feijoa

フェイジョアの育て方

フェイジョアは1890年にフランス人の植物学者であるエドアールアンドレによってヨーロッパにもたらされた果樹です。元々は原...

zukkini_01

ズッキーニの育て方

アメリカ南部付近、メキシコあたりまでが生息地であり原産地ではないかといわれています。本格的に栽培が始るのがヨーロッパに入...

pixta_serobekia

セロペギアの育て方

セロペギアはガガイモ科の植物です。横に這うように茎が伸びて成長していきます。そして原産はカナリア諸島やアフリカやマダガス...

pixta_bazeria

バーゼリアの育て方

バーゼリアのいくつかの特徴を挙げていきます。植物としては、常緑低木に分類されます。開花時期としては、春頃です。4月から5...

スポンサーリンク

pixta_simotukesou

シモツケソウの育て方

シモツケソウは日本原産の固有種で、本州の関東地方から九州...

pixta_rakanmaki

ラカンマキ(実)の育...

特徴としてはマキ科、マキ属になります。シンボルツリーとし...

pixta_kazaniarigensu

ガザニア・リゲンスの...

ガザニア・リゲンスの特徴について言及していきます。まずは...

pixta_hageitou

ハゲイトウの育て方

熱帯アジア原産の植物である”ハゲイトウ(葉鶏頭)”。暑い...