植物を鉢植えで育てるための基本
植物は栽培することも楽しみのひとつです
鉢植えなので、それほど場所をとることがありませんし、天候や季節に合わせて屋外に出したり室内に入れたりすることができます。つまり、風や気温による悪影響を与えることなく、丈夫に栽培することができるということです。
植物は適切な育て方をする必要があります
もちろん、適当に鉢に種や苗を植えることで勝手に育つわけではなく、適切な育て方をする必要があります。植物によって育て方は異なっているのですが、ここでは基本的な鉢植えの育て方をご説明します。まずは鉢選びから始めます。これは栽培する上で非常に重要なことです。
なぜなら、植物によって根の張り方が全く異なっているからです。まっすぐ下に根が伸びる植物の場合、やや丈の高い鉢を選ぶ必要がありますし、横に根が張る植物の場合は、やや横に広い鉢を選ぶ必要があるのです。根の張り方に合う鉢を選ばなければ、成長が阻害されてしまいます。逆に、あまり大きく育てたくない場合には、やや小ぶりの鉢を選ぶと良いです。
根腐れの防止に役立ちます
鉢を選んだら、その鉢の底にネットを敷きます。こうしておくことで、その後で入れることになる鉢底土や培養土が漏れにくくなるのです。また、ミミズや虫なども入りにくくなります。ネットの上には、鉢底から3センチくらいの高さになるまで、軽石などの鉢底土を入れます。根の成長が鉢底土の部分で止まるので、入れない場合もあるのですが、入れることで水はけが良くなるので、根腐れの防止に役立ちます。
鉢底土について
鉢底土の上には、培養土を入れます。これは、赤玉土と腐葉土とを混ぜたものを入れることが一般的です。赤玉土とは、1粒1粒が丸い形状をしている土で、通気性と保水性とに優れています。腐葉土とは、落ち葉が分解されて土に混ざったもののことです。山や野原などの自然の土に近く、栄養分が豊富という特徴があります。
これらを、7対3や6対4などの割合で混ぜたものが、培養土です。それを鉢底土の上に入れ、その上で鉢を左右に軽く揺らしたり叩いたりします。そうすると、中の空気が抜けて、培養土がスカスカとした状態ではなくなるのです。
苗をまっすぐに立てる
ここまで準備して、ようやく種や苗を植えることができるようになります。その植物を栽培するために最も適した時期を選んで植えます。培養土は柔らかいので、苗を植えた場合には苗が倒れてしまいやすいです。そのため植えたらすぐに水やりをして、苗の周辺の培養土を水で固めます。
そうすることで、苗をまっすぐに立てることができるようになります。しかし多少なら傾いていても、苗自身が持っている力によって、適した方向に伸びていくようになるので安心です。
-
-
クルミの育て方
クルミは美味しい半面高カロリーである食材としても知られています。しかし一日の摂取量にさえ注意すれば決して悪いものではなく...
-
-
ウェストリンギアの育て方
シソ科・ウエストリンギア属に分類され、別名にオーストラリアンローズマリーの名前を持つ低木がウェストリンギアです。別名にあ...
-
-
ヒイラギナンテンの育て方
ヒイラギナンテンの原産地は中国や台湾で、東アジアや東南アジアを主な生息地としています。北アメリカや中央アメリカに自生する...
-
-
三尺ササゲの育て方
三尺ササゲは別名ジュウロクササゲ、長ササゲともよばれるマメ科ササゲ属ササゲの亜種で見た目はインゲンのようですが別の種類に...
-
-
ムシトリスミレの仲間の育て方
この花については、キク亜綱、ゴマノハグサ目、タヌキモ科となっています。その他の名前としてはピンギキュラと言われていて、ピ...
-
-
じゃがいもの品種と育て方
じゃがいもは、寒さに強い植物です。人気は男爵やメークイン、キタアカリです。男爵は粉質が強いので、じゃがバター・ポテトフラ...
-
-
ジューンベリーの育て方
ジューンベリーの原産と生息地は北アメリカ北東部です。アメリカザイフリボクのザイフリボクというのは漢字で書くと采振木となり...
-
-
マンションで育てて食べよう、新鮮な野菜
皆さんは野菜はスーパーで買う方が多いと思います。とくに都会に住んでいる方はなかなかとれたての野菜を食べる機会は少ないと思...
-
-
セキショウの育て方
元々はサトイモ科に属していました。しかし実際の姿とサトイモの姿とを想像してみても分かる様に、全くサトイモとは性質が違いま...
-
-
ホオズキの育て方
ホオズキは、ナス科ホオズキ属の植物です。葉の脇に花径1~2センチ程度の白い五弁花を下向きにつけるのが特徴です。同じナス科...






観葉植物は、文字通り観賞用なのでインテリアとして役立ちますし、ミニトマトやブルーベリーなどの食用の植物には、収穫する喜びや食べる楽しみがあります。もちろん、栽培すること自体も、大きな楽しみのひとつです。