ウスユキソウの育て方

ウスユキソウの育て方

ウスユキソウは漢字で書くと「薄雪草」と書きますが、この植物はキク科ウスユキソウ属に属している高山植物です。因みに、ウスユキソウはエーデルワイスとも呼ばれていますが、これはヨーロッパアルプスに生息している物をこのように呼んでおり、高貴な白色を持つ花からも高山植物の女王とも言われています。

育てる環境について

ウスユキソウは高山性の植物であることからも、暑さには弱い植物です。但し、耐寒性についてはそれ程弱くはありませんので、多年草と言う事からも冬越しが可能になれば毎年綺麗な花を咲かせることが可能です。基本的に庭植えではなく、鉢植えで栽培をして管理をしていくのが良いです。

また、高山性の植物と言う事からも、平地においてはまともに花が咲かない事もありますし、本来の白色にならないケースもあれば、花の形も星型ではなくよじれたような状態になる事もあります。更に、花が咲いたとしても花数が少ないと言う事も有りますが、一年を通して風通しが良い環境、

高温にならない日当たりの良い場所で管理をしていく事で栽培も可能になりますし、高山で咲いているものと同じような色合いや花姿を持つウスユキソウを育てる事も可能になります。尚、真夏の直射日光は厳禁であり、半日は日陰になるような場所、

広葉樹の下などで管理をしていくのが理想の環境と言えます。また、ウスユキソウは暑さには弱いのですが寒さについては比較的強いため、防寒などの必要はありませんので、霜がおりるようなとき以外は戸外で栽培をしても良いと言えます。

用土については、乾きやすい用土を利用するのが育て方のコツで、山野草用培養土を利用したり、硬質鹿沼土小粒を5、日光砂小粒を4、軽石小粒を1の割合で配合をして栽培用の用土を作ります。また、鉢は少々深めタイプが適しており、鉢穴が大きい物を選んであげると大きく育てることが出来ます。

種付けや水やり、肥料について

ウスユキソウは、乾きやすい用土を使う事と、水やりを多く行う事が育て方のポイントとなります。この植物は、乾燥と多湿も厳禁であり、乾燥させず多くの湿気を与えずと言った管理が大切です。特に多湿にしてしまえば根腐れを起こしますし、乾燥させてしまえば根が乾燥してしまい致命傷となります。

一度脱水してしまった根と言うのは水を中々吸収しないので注意が必要です。水やりは、春や秋の時期は朝にたっぷりと与えますが、風の強い時などの場合は1日に2度与えても良いです。しかし、夏場は朝や日中などに水を与えてしまうと、日中の気温により根が蒸れてしまうため、

夏時期については日没以降の夜などに行う事が大切です。尚、多くの植物は冬場の水やりは不要になるのですが、ウスユキソウは冬場の乾燥も嫌いますので、朝にたっぷりと水を与えてあげます。肥料については植え込みを行う時に元肥として緩効性化成肥料を少量施し、

春や秋などは液体肥料利用して、2週間に1度などの割合で施すと良いです。但し、多肥は厳禁であり、多くの肥料を与えないように注意をしてください。少し少なめにしておくくらいがちょうどよく、植物の成長を見て与えるくらいの方が丁度良いと言れています。

尚、花が咲き終わると種が出来ますが、この種を採取しない場合はそのままにしておくのではなく、古茎の除去を行います。古茎の除去は、株元に新しい芽が出ているか否かを確認した上で行う事が大切です。

増やし方や害虫について

鉢植えでの栽培は日々の水やりが重要な要素となりますが、乾燥させないで栽培をしていく事で、種が出来たり株が大きく成長していきます。増やし方としては株分けと種まきの2つの方法が可能になりますが、株分けは植え替えを行う時に同時に行うと良いです。

植え替えは毎年もしくは2年に1度の割合で行うのが最適であり、鉢の中の状態を見て、根が窮屈になっている時などは植え替えを行う事で根詰まりを防止出来ますし、これにより根を痛めずに済みます。3月下旬から5月の中旬頃か、9月下旬から10月上旬にかけてが植え替えの適期であり、

この時に株元に出ている芽をつけた状態で、株を手で自然に解すような感じで分けてあげます。種まきによる増やし方は、結実した種を採取して、ビニール袋など入れてから冷蔵庫で保管をしておきます。3月の下旬頃が種まきの適期となります。尚、栽培下においては、

未完熟種子が多い事からも発芽しないケースもあり、種を購入して増やす方がお勧めです。ウスユキソウの病気で多いのは根腐れです。根腐れは多湿、蒸れなどにより生じるものであり、その多くは水やりのタイミングや量によるものが原因となります。また、水を与える中で水はけの環境も考慮しなければなりません。

根腐れが起きている場合は、傷んだ根を切り取って植え替えを行ってあげます。また、多湿とは逆に、乾きすぎても根は傷んでしまうので注意が必要です。害虫についてはアオムシ、ハモグリバエ、アブラムシ、ナメクジなどによる被害が起きることが在り、その都度防除する事が大切です。

ウスユキソウの歴史

ウスユキソウは漢字で書くと「薄雪草」と書きますが、この植物はキク科ウスユキソウ属に属している高山植物です。因みに、ウスユキソウはエーデルワイスとも呼ばれていますが、これはヨーロッパアルプスに生息している物をこのように呼んでおり、

高貴な白色を持つ花からも高山植物の女王とも言われています。尚、エーデルワイスはユーラシア大陸の高山地帯を主な生息地としている高山植物であり、毎年花を咲かせる多年草になります。石灰岩地帯、岩の割れ目、草原と言った場所が主な生息地であり、これらの場所に自生しています。

ウスユキソウは、7月から9月にかけて開花をする高山植物であり、エーデルワイス同様に春から初夏にかけて花茎を伸ばして行き、その先端には白い綿毛に包まれている、星形の花を咲かせるのが特徴です。この花の特徴は、茎の上部で枝分かれしており、その先端には数個の花をつけます。

尚、この花の部位は頭花と呼ばれるもので、頭花は薄雪に譬えられ、白い苞葉の上についているのが特徴で、周りには雌花があり、真ん中に雄花があります。尚、エーデルワイスはユーラシア大陸山岳地帯が原産となりますが、

ウスユキソウは北海道から九州の山地が原産となる高山植物で、比較的標高の高い場所に生える宿根草であり、低山帯から亜高山帯にかけて分布し、自生しているものについては、自生地への登山をしなければ見ることが出来ないと言った特徴を持つ植物でもあるのです。

ウスユキソウの特徴

ウスユキソウは高山に咲く高山植物であり、ヨーロッパアルプスで見ることが出来ると言う高山植物の女王とも言われているエーデルワイスの仲間です。北海道から九州の山地が原産であり、標高が高い場所に自生しており、低山帯から亜高山帯にかけて広い範囲で分布しています。

花は緑白色であり、草丈は20㎝から50㎝ほどで、開花時期としては7月から9月頃の夏の花です。但し、これは自生しているものであり、栽培をするものについては5月頃から8月にかけてが開花時期になります。花が咲き終えた後は茎は枯れてしまい、

株元からは白い毛で覆われた葉が広がって株を成熟させて休眠期に備え始めます。花は星形をしており、白い毛に覆われているのが特徴で、この白い毛が薄雪がかかって見えることからも、ウスユキソウと言う呼び名で親しまれているのです。また、この花の中心部分には黄色い雄花が在り、

その周りを囲むようにしているのが雌花になります。因みに、エーデルワイスやウスユキソウと言うのは、キク科のウスユキソウ属に属する高山植物ですが、別名レオンポディウム属という属名でもあるのが特徴です。また、このレオンポディウム属と言うのは世界各国に50種類ほどの品種が存在しており、

これらの品種の中にユーラシア大陸山岳地帯原産のエーデルワイスや、日本原産のウスユキソウが存在しており、日本国内においては5~6種類ほどの品種が分布しています。また、最近は鉢植え、ロックガーデンなどの園芸用の物も有りますが、高温多湿に弱い事などからも、育て方は少々難易度が高いとされています。

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