ハナミズキの育て方

ハナミズキの育て方

ハナミズキは1912年に、当時の東京市がアメリカに桜を送った際に返礼として、日本に1915年にアメリカから白花種が寄贈されました。これが日本に来た始めとされています。更にその2年後となる1917年には赤花種が贈られました。

ハンミズキの種まき

ハナミズキの種をまく場合には、秋に赤く熟した果実を採り、果肉の部分を取り除いてキレイに水洗いをした後、それを冷蔵庫に保存をしておいて、2月頃に水はけの良い土にまいて薄く土をかぶせるようにします。花が咲く程度の大きさの株に成長するまでには6年~7年程度かかります。

苗を植えつける場合、最適な時期は10月下旬~11月頃、または2月下旬~3月です。寒冷地では10月下旬頃行ってもかまいませんが、根がよく張らないうちに冬になってしまうので、春に行う方が良いでしょう。庭植えをする場合には、苗木の根鉢よりも2~3割程度大きく植えるように穴を掘ります。

底の部分に腐葉土を入れて、さらに暖効製の化成肥料を適量入れた後に土と混ぜ合わせます。掘り上げた土を戻してそこに根鉢を少しずつ崩した苗木を置きます。この際に、根元が地表よりも多少高い位置になります。根と土の間に土を8割~9割程度入れたら水を与え、棒などでつつきながら馴染ませるようにします。

そして根が完全に隠れるように土をかぶせます。最後に植えた穴と同じ大きさくらいに土を盛り、水鉢を作り水が流れ出さないようにします。ハナミズキは根がしっかり土に根付くまで3年程度かかります。しっかりと根が根付いていない状態では花が咲きません。

鉢に植えつける場合には、3月頃行います。高さが80センチ程度の接木苗であれば6号~7号の鉢を用意します。鉢穴に鉢底ネットを敷いて、底には赤玉の中粒や大粒のゴロ土や鉢底用の石を数センチ程度入ます。

使用する用土は、赤玉土小粒と腐葉土を混ぜ合わせたものを使用します。鉢と根鉢の間に用土を入れて棒などで用土をつつきながら行いましょう。水は鉢底から溢れ出るくらいたっぷりと与えます。

ハナミズキの育て方

ハナミズキを栽培する時には、日当たりの良い場所を好みますが、真夏に一日中太陽が照りつけるような場所だと、株元が乾燥しすぎて弱ってしまいます。この時に葉を落として枯れないように自己防衛する事もあります。

適した場所は西日の当たらないような場所で、午前中いっぱい日光が確保できるような場所になります。真夏に一日中太陽が当たってしまうような場合には根元にワラを敷いて、出来るだけ乾燥しないようにしましょう。冬の寒さには良く耐える植物なので、特に対策などは必要ありません。

水やりに関しては、庭木としては乾燥に弱いので完全に乾燥してしまうと葉っぱが落ちてきてしまいます。夏の間は乾燥しきらないように水を与えます。その他の季節には、基本的に水やりの必要はありませんが、日照りが続くようなら水を与える程度にしましょう。

肥料は2月までに寒肥として、骨粉入り醗酵油かすの固形、もしくは暖効製化成肥料か有機配合肥料である窒素・リン酸・カリが等量のものか、リン酸が少し多めのものが良いでしょう。花の咲いたあとにも同様の肥料を与えるようにします。

ハナミズキの育て方のポイントや病害虫

ハナミズキは木が若い間は枝も良く伸びて勢いがあります。長く伸びすぎてしまった枝や、日当たりが悪くひょろひょろになってしまった枝など、花芽の付いていない枝は、落葉している12月~2月頃までの間に切り落とします。枝を切る際には必ず枝分かれしている付け根の部分から切るようにしましょう。

丸みを帯びた花芽が枝先に確認できるので、その部分は切らないように注意が必要です。手入れをしていなくても、ある程度自然に樹型がまとまるので、大掛かりな切り戻しや刈り込みなどは必要としません。樹が大きく成長してくると枝の伸び方が段々と緩慢になってきて小枝にたくさんの花を付けるようになります。

内側を向いて伸びる細かい枝に関しては3年程度で勝手落ちてしまうので、早めに切り落とした方が良いでしょう。また、株元から勢いよく伸びている、ひこばえは早めに付け根から切り落としましょう。

病害虫は幹の内部に入り込んで内部を食い荒らすテッポウ虫がありますが、この場合進入した穴を見つけて針金を突っ込んで刺したり、薬剤を注入して穴に蓋をするなどの駆除方法があります。他にもアメリカシロヒトリなどがあります。アメリカシロヒトリは枝先に糸を張り、巣を作りその中に毛虫が群がって住んでいます。

毛虫は時々巣から出て葉を食害します。成虫は白い蛾で、初夏および真夏に発生して葉に産卵をします。予防するには落ち葉の下に越冬しているさなぎを見つけた場合、すぐに捕殺しましょう。駆除をする場合には幼虫がまだ小さいうちに1週間おきに2回~3回オルトラン・スミチオンなどを散布します。

ハナミズキを増やしたい場合には、接ぎ木で増やすのが一般的ですが台木の準備などが必要なので家庭では行われる事はありません。しかし、収穫した種を使って増やす事ができますので、種を蒔き、春に発芽したら本葉が3枚~4枚頃に2.5号~3号の鉢に一本ずつ植えて行きましょう。

ハナミズキの歴史

ハナミズキは1912年に、当時の東京市がアメリカに桜を送った際に返礼として、日本に1915年にアメリカから白花種が寄贈されました。これが日本に来た始めとされています。更にその2年後となる1917年には赤花種が贈られました。しかしこの当時の花は、今では残っていないとされています。

原産地・生息地は北アメリカ東部~メキシコ北東部で、和名はアメリカアカボウシと言われ、ヤマボウシとは別種のものになります。ハナミズキは英語で表すとドッグウッド=犬の木で、その由来は17世紀に樹皮の煮汁が犬の皮膚病治療である犬のノミ退治に、使用されたと言われていますが、実際には皮膚病の治療に効果がない事がわかっている事から、犬の皮膚治療に使用されたのは同じミズキ科の別種とされています。

ハナミズキの特徴

ハナミズキは、サクラの開花から約1ヵ月後の5月に咲き始める植物です。最近では街路樹としてよく栽培されるようになり花期には道行く人々の目を楽しませるようになりました。丈夫で育てやすく、若木は枝のまとまりも良く比較的場所をとらない植物です。花びらは正確に表すと「苞」と呼ばれる葉っぱです。

苞は丸みがあり、先端がくぼんでいる場合が多いです。花の本体となるのはその中心の丸く集まった部分になります。花の色は白が基本になりますが、他にもピンクや紅色もあります。花が散ったあとには、光沢のある楕円の形をした小さな実を付けて秋になると赤く熟します。そして晩秋になると紅葉をして冬になると落葉します。

春に新芽をだして夏までの間成長し、秋までには来年開花する花芽が枝先に作られて、目視で確認できるようになります。植栽されているものは樹高3メートル~4メートル程度に収めている事が多いですが、そのまま成長させると10メートルを超えるものになるまで成長します。

また、水平方向に枝を伸ばしやすく、成木になる頃には思ったよりも枝が長く伸びて、幅のある樹形になってきます。鉢植えをする事もできますが、成長した時の樹形を考えると、地植えするものと考えたほうが良いでしょう。

花の大きなものや苞が重なり合ったもの、葉に班が入っているものなど様々な園芸種が販売されていますが、変異種や枝変わり種も多く知られています。この様に花だけでなく、秋の紅葉や赤く熟した果実なども楽しむ事ができ、自然に樹形が整う植物である事から幅広い場所で利用されています。

庭木の育て方など色々な植物の育て方に興味がある方は下記の記事も凄く参考になります♪
タイトル:マンリョウの育て方

pixta_ooblieta

オーブリエタの育て方

オーブリエタとは、アブラナ科オーブリエタ属に類する多年草です。多年草とは、毎年生息して育つ植物の事を言います。いわば土の...

pixta_urasimasou

ウラシマソウの育て方

ウラシマソウ(浦島草)は、サトイモ科テンナンショウ属の多年草で、日本原産の植物です。苞の中に伸びた付属体の先端部が細く糸...

pixta_housenka_01

ホウセンカの育て方

ホウセンカは、ツリフネソウ科ツリフネソウ属の一年草で、東南アジアが原産です。中国では、花を鳳凰に見立てて羽ばたいているよ...

pixta_kukiretasu

茎レタスの育て方

紀元前6世紀頃、ペルシャ王の食卓に出されていたと言われている野菜にレタスが有ります。現在では、結球するタイプの玉レタスが...

pixta_tisimagikyou

チシマギキョウの育て方

チシマギキョウは、キキョウ科ホタルブクロ属に属している多年草のことを言います。キキョウ科は、真正双子葉植物の科で大部分が...

pixta_arusutoromeria

アルストロメリアの育て方

アルストロメリアは、南米原産の単子葉植物の属の一つで、アルストロメリア属、または別名をユリズイセン属とします。

SONY DSC

ニオイバンマツリの育て方

ニオイバンマツリはナス科の植物で南アメリカが原産となっています。生息地はブラジルやアルゼンチンなどの南米の国々となってい...

pixta_torifoum

トリフォリウムの育て方

トリフォリウムは分類上はシロツメクサやクローバーの仲間であり北半球だけで300種類ほどが分布しています。日本においてはシ...

pixta_pakira02

パキラの育て方について

大鉢仕立てにすることもできれば、手のひらサイズのミニ観葉に仕立てることもできるので、いろいろな場所で目にすることができま...

pixta_toumorokoshi_01

とうもろこしの育て方

昔の生息地や原産地、起源は正確には分かっておらず、現在のとうもろこしの先祖にあたる野生のものが見つかっていないのです。大...

スポンサーリンク

pixta_kirinsou

キリンソウの育て方

キリンソウとは、ベンケイソウ科に属している多年草のことで...

pixta_koubai

コウバイの育て方

楽しみ方としても、小さなうちは盆栽などで楽しみ、大きくな...

pixta_faiusu

ファイウスの育て方

花においては、ラン目、ラン科、カンゼキラン属とされていま...

pixta_shukkonasuta

宿根アスターの育て方

アスターは、キク科の中でも約500種類の品種を有する大き...