モウセンゴケの仲間の育て方

育てる環境について
育て方としてはどのようなところが環境として優れているかですが、明るい日陰にします。元々が湿地の様なところで棲息することが多い植物ですから、あまり日当たりの良い所は好まないとされます。日差しが全く不要なわけではないので、完全な日陰に置かないようにしなければいけません。
コケと名前がついていて見た目にもジメジメしていることからくらい湿地などに起きがちですが、必ずしもそうではありません。真夏においては日光は非常にダメージを大きくします。直射日光が避けられるところでないといけません。日本の夏においては熱がこもって暑くなりすぎることがあります。それを防ぐためには風通しを気にするようにします。
家の壁などで風が遮らえるようなところは良くないところになります。軒下などにおいて風が通るようなところをうまく見つけるようにします。種類によっては冬の対応も必要になります。冬は乾燥した風がふき、地面は凍結することがあります。それに耐えることが出来る環境がないといけません。良い場所としてはベランダがいいとされます。
霜を避ける場所としては地面から離れてるところが良いことになります。凍らせなければなんとか冬越しをすることができます。非常に寒いようなところであれば室外での冬越しは諦めて室内で行うようにします。葉っぱの状態を見ることで寒さが影響しているかどうかがわかることがあります。冬に強いものなら特に気にすることなく育てられます。
種付けや水やり、肥料について
栽培においては用土をどのようにしておくかですが、簡単で扱いやすいとされるのがミズゴケですそれ以外においては水分のたっぷり含まれた酸性の土です。コケの名前のついたものをコケを使って育てるのも面白いかもしれません。用土を配合するのであれば鹿沼土の小粒、赤玉土の小粒、酸度を調整していないタイプのピートモスを等量配合したタイプを利用します。
酸度が調整されていると酸性の度合いが低くなりますから、この時は調整されていないタイプを利用します。水やりに関しては、水の中で育てる意識が必要かもしれません。生息地は湿地になります。水分だけでなく、水そのものが常にある状態でないと難しいことがあります。方法としては植木鉢の下に受け皿を置き、そこに水をためておきます。
そのそこから水が吸えるようになっています。この水に関しては取り替えるようにします。人は腐った水を飲むと体調を壊しますが、植物も同様になります。あまり古い水は植物にとっても良くない水になることがあるので、そういった水は取り替えるようにします。冬においては葉っぱが枯れているので休眠した状態になります。
休眠しているなら水分は必要ないかといえばそうはなりません。きちんと水を与えるようにします。肥料に関しては特に必要ないとされています。肥料を与えてしまうと虫を取る必要が無いために自慢の葉っぱが小さくなる事があるようです。虫に関しても特に与える必要はありません。
増やし方や害虫について
増やし方としては葉ざしと呼ばれる方法をトリアス。まずは元気で傷んでいない葉っぱを選びます。その葉っぱの先端を10センチから5センチ位の長さに切ります。それを湿らせたミズゴケの上に置きます。この時は一応どちらを上にするか、下にするかがあります。ネバネバしている方を上にして寝かせるようにすると良いです。
この状態にして明るい日陰に置きます。芽が出てきますが、それまでは乾かさないようにしなければいけません。花が咲いて種が取れますからそれによって増やすこともできます。種類によっては出来るものとできないものがありますが、太い根の出来るタイプのものなら根ざしで増やすことも可能になります。
少し変わった種類としてはピグミー種があります。こちらは葉の付け根に球根のようなものができます。これはまさに球根で、それを植えることで新たな株にすることができます。植え替えをする時を狙って株分けをすることも可能になります。花茎きりの作業をしておく必要があります。
花においてはたくさん咲けばいいわけではなく、場合によっては咲かせる花を限定的にしたほうが良いことがあります。全て咲かせようとすると株が弱ってしまうことがあるからです。全体の3分の2ほどにすることで、株の消耗を抑えることができます。害虫としてはアブラムシがあります。風通しの悪いところで発生することが多くなります。肌には暑くて空気が乾燥した環境で出てくることがあります。
モウセンゴケの仲間の歴史
海中においてチョウチンアンコウと呼ばれる生物がいます。魚の仲間です。頭の上に提灯のようなものを備えていてそれをゆらゆら揺らします。そうするとそのゆらゆらを餌を勘違いした魚などがやってきます。そして射程内に入ったところで素早く捕食をします。こちらについてはあくまでも動物なのでおびき寄せしっかり捕食することまで可能になります。
しかし食虫植物となるとそこまで高度なことはできないでしょう。一応チョウチンアンコウも一つの場所にじっと留まって様子を見ていますが一応は動けます。食虫植物としてはモウセンゴケの仲間がいます。これは原産地としては全正解となっていますが、北半球に集中しているといえるかもしれません。
日本は北海道から九州まで生息地の中に含まれているので見ることができます。世界中においては200種類がいるとされていて、日本に生息しているのはそのうちの数種類とされています。なぜこのように呼ばれるかについては、体にせん毛がびっしりついているためとされています。この部分で虫を捕獲することになります。
こちらにおいては花が咲き、そのための花言葉についても設定されています。非常にロマンチックな言葉になっています。あなたにささげる恋の歌がその言葉となります。こちらについては花だけを贈るようなことはないかもしれませんが、もし出来るのであれば花束などにして送りたいような花言葉です。非常に小さい花になるようです。
モウセンゴケの仲間の特徴
まずは種類としてはウツボカズラ目、モウセンゴケ科になります。その他の名前としてはドロセラがあります。コケとなっている名前からコケ類のように感じるかもしれませんがれっきとした被子植物です。きちんと小さな花も咲かせます。園芸上の分類としては食虫植物として、山野草としてがあります。
多年草として生えることもありますが、環境が整わない時は一年草になることもあります。小さい花が咲きますが、花については3月から5月ぐらいとされます。草の丈は1センチぐらいの小さいものから、40センチぐらいに伸びているタイプもあります。花の色は結構たくさんあります。白色が知られていますが、赤色、ピンク、オレンジ色、黄色などの花も咲かせます。
複数の種類があるので一概に言えませんが、耐暑性、耐寒性共に結構幅があります。シベリアなどでも生息できるものならかなり耐寒性があるのでしょうが、赤道付近に棲息するなら耐暑性を持ち合わせることになります。そしてそれぞれ耐暑性がない、耐寒性が無いなどになります。
日本においては春夏秋冬があるのでそれなりに夏も冬も越せるような植物が自生することが多いです。常緑性で落葉性です。育て方としては盆栽のように育てると良いとされています。小さく育てることができます。根出葉を出して花柄だけが立ち上がるタイプであったり、茎は立ち上がり、茎に沿って葉を出すものなどがあります。北部にいるものと南部にいるもので異なります。
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