ベニバナの育て方

ベニバナの育て方

ベニバナに関しては見ると何の種類か想像しやすい花かも知れません。見た目には小さい菊のように見えます。実際にキクの仲間になります。キク目、キク科、アザミ亜科となっています。花としては一年草、越年草とされています。花を楽しむことでも栽培されていますが、なんといっても実用的な利用を目的として栽培されてきた特徴を持っています。

育てる環境について

この植物を栽培するとき、育て方において適しているところはどのようなところになるかですが、原産地を見るとなんとなく見えてきます。エジプト付近とされています。今も非常に暑い地域ですが、昔から暑かったとされます。そのために暑さに関してはそれ程弱くない植物とされています。エジプトなどにおいてはたしかに暑いですが非常に乾燥している地域です。

これは日本などの暑さとは異なります。日本では汗がにじみ出るような暑さですが、この地方ではジメジメしたところがありません。この植物はあまりジメジメした環境は好まないようです。苗の段階においては比較的耐寒性、耐湿性があるとされています。そのために冬を越すことも可能になります。

しかし発育した状態においては寒さ、湿度が高い状態はあまり好みません。気温が低すぎたり、湿気が多い環境は避ける必要があります。現在においては、生息地として知られているのは栽培が盛んな山形県です。東北の県なので寒いイメージがありますが、夏は地形の影響から非常に暑くなります。

また、それ程湿度が高くならないことが良い条件になっているようです。冬の寒さはありますが、生育する環境としては非常に良いのでしょう。山形県で盛んに作られていますが、全国において育てることが可能とされています。気候、水、土壌においてそれぞれ適した状況を作ることによって育てることができます。雪のある山形などでは工夫を行っています。

種付けや水やり、肥料について

種をまく時期としてはいつ頃になるかですが、春先になります。雪のある地域においては雪害を避けなければいけません。雪解けの後に畑が乾くのを待って行うとされています。この地域においては3月から4月が種をまくシーズンになります。雪があまり降らないようなところであればもう少し早くから行うことが出来るかもしれません。

発芽に関しては春まきにおいては数日ぐらいです。気温にもよりますが、春にぐんと気温が高まるとかなり早くなりますし、寒の戻りなどがあったりして涼しい日が続くと遅れることもあります。その年の天気予報などを確認しながら行う必要がありそうです。秋まきの場合は春に比べるとかなりゆっくりになります。

3週間ぐらいかかってしまうことがあるとされているので、かなりのんびりしたペースで発芽をしていくことになりそうです。発芽してからは葉が地べたについたような生育をしていきます。それ程上にどんどん伸びていくわけではありません。春で1箇月ぐらい、秋になると数箇月この状態になることもあります。

水やりについてはどのくらい行うかですが、乾燥気味に育てるようにします。原産地が乾燥している環境であることから、あまり水を必要とする植物ではありません。表面が乾いたら水を少し与えるような感覚で行っていきます。他の植物のようにたっぷり与えたりしないようにしなければいけません。与えすぎると傷みやすくなって、花も咲きにくくなります。

増やし方や害虫について

増やし方としては種から増やす方法があります。種をまくのは秋と春に行えます。通常は春にまいた方がよく育つように考えがちですが、こちらの植物に関しては秋にまいたほうが大きく咲かせることができます。成長自体はゆっくりになりますが、その分じっくりと大きくなってくれるのかもしれません。

秋にまいたとき花が咲くのは春を過ぎた5月から6月ぐらい、春にまいた時は8月ぐらいに咲きます。水分を嫌いますから、梅雨の時期に重ならないように育てていける秋まきが好まれます。用土に関してはどのような土を用いるかですが、水はけは重要なポイントです。水をあまり保水するような状態だとあまり良くありません。

腐葉土、堆肥などがたっぷりはいった土を用意します。配合としては赤玉土の小粒のものを7割、腐葉土を3割り程度にしたものを使うと良いようです。苦土石灰を混ぜることもあります。害虫に対してはどのような対応を行っていくかです。アブラムシがつきやすいのが春先になります。暖かくなってきた時に新芽を食べられてしまいます。

季節によって出てくるかどうかがあります。必ずしも薬を使わなくてもいいこともありますが、出てきた時は薬で対応するようにします。病気に関しては炭疽病の起きる可能性があります。どのような病気かといいますと茎や葉に小さい斑点ができてそれが黒っぽく変色するものになります。これは伝染をすることがあるので、病気になっている苗は抜いて対応します。

ベニバナの歴史

アジアとヨーロッパの間を結ぶ道としてシルクロードがありました。今もあるのでしょうが貿易などで使われることはないでしょう。内戦などで通ることができないところもあるかもしれません。中国であったり、インダス、ナイル川における文明、そのほかヨーロッパにおける文化などがやりとりされたと言われています。

文化的なやりとりだけでなく物についてもやりとりされていたとされます。絹が通った道なのでシルクロードと言われています。ベニバナと言われる花がありますが、古くはシルクロードを通って伝わったとされています。この花の原産としてはエジプトのあたりとされています。アジアからも日本からもはるか遠いところです。

日本に伝わってきたのは3世紀から6世紀までの間とされます。文化としてはまだまだ世界に比べると劣っていた時代かもしれませんが、その時に伝えられたようです。では最初にどこに伝えられたかですが、主に近畿地方において栄えたとされています。政治の中心は九州説、近畿説がありますが、伝わった時には近畿付近で政治が行われていたのでしょう。

その後に全国的に広まるようになってきます。この花については紅藍、久礼奈為と書いてくれない、呉藍と書いてくれあいなどと呼ばれていることから染料として用いられることが多かったようです。安土時代から江戸時代にかけては代表的な染料植物となっていきます。現在においても伝統的な染め物においては用いられています。

ベニバナの特徴

ベニバナに関しては見ると何の種類か想像しやすい花かも知れません。見た目には小さい菊のように見えます。実際にキクの仲間になります。キク目、キク科、アザミ亜科となっています。花としては一年草、越年草とされています。花を楽しむことでも栽培されていますが、なんといっても実用的な利用を目的として栽培されてきた特徴を持っています。

染料としては長く利用されていますし、そのほかに食用油としても知られています。花の高さとしては1メートルぐらいになります。花が咲く時期は6月から7月ぐらいです。枝先に頭状花をつけます。写真などで見るときはキクのようにきれいな黄色をしているものが多いです。でも染料として使われるときは赤色の材料として知られています。

最初は黄色の花になりますが、徐々に赤くなります。それが染料になります。茎先に付く花としては大きな総苞片です。葉の特徴としては、幅の広い披針形をしています。葉の生え方としては同時に交互に生えるわけではなく互生になります。葉は非常に硬い性質で、縁に刺がありそれが皮膚に当れば少し痛みを感じることもあります。

染料の材料になるのはどの部分かですが、花びらの部分になります。ここから染料であったり、口紅の元になる色素を取ることができます。自然から取ることが出来るきれいな赤色になります。油に関しては種子から取ることになります。胚芽に含まれているので、これを抽出することになります。

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