トベラの育て方

育てる環境について
育てる場所は日当たりを好みます。暖かい場所で育つ植物ですが、耐寒性もあります。ただし、少しくらい日が当たらない半日陰の場所でも十分育つ事が出来ます。水やりは控えめでも大丈夫です。それほど土壌を選ばない植物なので、比較的育てやすくなっています。刈り込みはあまり必要ありません。肥料も特になくても十分育つので大丈夫です。
冬越をする際は5℃から8℃ある環境であれば大丈夫です。水はけのよい土壌が好みです。乾燥には強い植物ですが、夏場など強い乾燥が続いてしまうと枯れてしまう場合があるので水やりには注意が必要です。乾燥地で育てる場合は腐葉土や堆肥を多めにすき込み、水分を十分に与えてから植えていきましょう。
暖かい地域では特に手入れをしなくてもしっかり成長することが出来ますが、寒い地域で育てる場合は注意が必要です。最悪の場合枯れてしまう場合があるので注意しましょう。土壌を選ばない性質なので、初心者でも育てやすくなります。しかし、この木を植える場合は観賞用として植える人は少ないでしょう。
しかし、きれいな小さな白い花を咲かせますし、また赤い種子もとてもインパクトがある樹木になります。この花を観賞しても良いでしょう。暑さには強い植物ですが、日本で育てる場合地域によっては合わない地域があるので注意しましょう。生け垣としても高さがあるので十分です。場所によっては高さが高くなる場合があります。是非上手に育ててみましょう。
種付けや水やり、肥料について
苗から育てる場合は、購入した際の土は出来るだけ落とさずに植え付けを行います。植え付けを行う時期は4月~5月が良いでしょう。良く成長する植物なので、鉢植えではなく庭植えしていきましょう。乾燥には強い植物です。特に水を与えなくても雨水だけでも十分の育てる事が出来ます。
乾燥が続いてしまうと葉がくるっと巻き込んで行きますが、葉が巻いてから水をあげても大丈夫です。乾燥地では腐葉土や堆肥を大きめにすき込み、水分を高めてから植えたほうがいいでしょう。しかし、あまりにも乾燥が続いてしまうと枯れてしまう場合があるので、夏場は注意が必要です。
庭に植える際、あまりにも水はけが良い場所に植え付けしてしまうと乾燥を招いてしまうのでその際は、堆肥や腐葉土を入れてあげると水もちが良くなります。暖かい地域では土壌を選ばずに植え付けする事が出来ます。肥料もそれほど必要としない植物なので、あまり肥料について神経質にならなくても大丈夫です。また、植付けをした後は水をたっぷり与えていきましょう。
寒肥としては、2月頃に根元に粒状化成肥料をあげていきます。また花が咲き終わったら再度後粒状化成肥料をあげると良いでしょう。花が終わったら、花柄を切り取ると翌年の花付がよくなります。庭にそのまま放置していてもある程度の環境であれば十分育てる事が出来ます。山の中などにも自生するこらい強い植物なのでちょっとやそっとでは枯れたりしません。
増やし方や害虫について
トベラを増やす場合は種で増やす方法の他に、挿し木、つぎ木で増やす事が出来ます。増やし方も比較的簡単なので、是非増やして育ててみましょう。また、このトベラは害虫が付きやすい樹木になっています。カイガラムシやトベラキジラミがついてしまうとその虫の排泄物からスス病にになってしまうと真っ黒に変色してしまいます。
もしカイガラムシなどが付いてしまったら、その部分を切り落とし薬剤お散布して駆除しておきましょう。そのまま放置してしまうと、虫が大量に発生してしまい、木自体がだめになってしまいます。その為、見つけ次第早めに退治を行いましょう。トベラはその枝や葉の独特のにおいを嫌う人もいますが、花はとても良い香りがする植物です。
真っ白な花と、真っ赤な種子が印象的な植物です。暖かい地域では庭に植えていれば何もしなくても育っていきます。また、手入れもそれほどする必要がないので育てやすい樹木ではないでしょうか。また、肥料もなければないで育てる事が出来ます。丸みを帯びた葉がとても可愛らしく、
またちょこんと小さな花を咲かせるところおまた愛おしくなってしまう植物です。道路脇などでも見かける植物ですが、環境の変化にも強く育てやすいので庭でも比較的容易に育てる事ができます。大きく成長する植物なので鉢植えなどでは育てる事が出来ません。葉も青々と茂り、とても魅力的です。夏場の乾燥には気をつければ後は特に問題なく育てる事が出来るでしょう。
トベラの歴史
”トベラ”は日本や朝鮮半島、中国を原産とする植物です。名前の由来は、昔、節分の日に悪除けの為にトベラの枝を扉にはさんだことから、”トビラノキ”といわれるようになり、それが”トベラ”となったといわれています。海岸などの沿海地を生息地とした広葉樹です。属名は”ピットスポルム”と呼ばれ、
ギシリア語のピッタ(瀝青)とスポラ(種)からきており、種がねばねばとした液に包まれている姿からこの名前がついたと言われています。トベラの花はとても良い香りがします。しかし、枝や葉には花とは違った独特の香りがあり、悪臭がします。そのことから、魔よけとしても使用されてきました。
海岸近くに自生しており、多少波しぶきをかぶっても枯れたりしません。それほど丈夫な植物です。道路脇の路側帯などにも植えられる木になっています。高さも2~3メートル程まで成長する樹木になります。トベラは薬効もあると言われています。皮膚病になった際、トベラの葉を乾燥させて、煎じてトベラで患部を洗い流す為に使用されていました。
トベラはとても育てやすい木になりますが、枝などを切り落とすとやはり強い臭いがします。小さな白い花をつけるトベラの木は、とても丈夫で育て方も比較的簡単です。良い香りがする花は小さいながらもとても可愛らしく咲いてくれます。林の中などで自生しているのもよく見かけ、生命力溢れる樹木になります。栽培する場所によっては大きく伸びる場合もあります。
トベラの特徴
トベラは大気汚染などにも強く、どの様な場所でも比較的育てる事が出来る植物です。葉は幅が2cmから3cm程で先が丸くなっています。また、葉の表面には光沢があり少し厚めになっています。この葉は乾燥するとくるりと巻き込む性質があります。4月頃になる枝の先にとても良い香りのする小さな白い花を咲かせます。その後丸い特徴的な果実を実らせます。
この果実は、秋頃に熟して自然に裂け、ねばねばとした糸を引いた赤い種が中から出てきます。雌雄異株になっています。海岸付近に自生していますが、公園などにも植えられています。樹木の高さは一般的に2mから3mくらいになりますが、林などで自生している物は10m近くになる高さのものもあります。樹皮は淡褐色をしており滑らかです。
枝や葉に独特の臭いがありますが、掘り起こすと根にも臭いがあります。花や丸い実を楽しむというよりは生垣などの目的で植えられる事が多い植物です。葉の形が独特で丸みを帯びており、なんとも言えない可愛らしい姿をしています。丸い実の中から出てくる種子は真っ赤な色をしており、とても目立ちます。鳥が好んで食べるとも言われています。
ねばねばしているので、下になかなか落ちません。種子が落ちた後は果実がそのまま付き長い間残ります。花はとても良い香りがするのに、その他の枝や葉は独特の香りがするという不思議な木になっています。真っ赤な果実は雌株だけに付くので注意しましょう。
-
-
ヒオウギの育て方
ヒオウギの名前を聞いて和歌を連想する人、京都の祇園祭を思い浮かべる人、様々ですが、原産国は東アジアとなっています。日本も...
-
-
グリフィニアの育て方
原産国がブラジル連邦共和国原産の”グリフィニア”はヒガンバナ科の植物です。和名”ミニブルーアマリリス”とも呼ばれており、...
-
-
さつまいもの育て方
さつまいもは原産が中南米、特に南アメリカ大陸やペルーの熱帯地方と言われます。1955年にさつまいもの祖先に該当するイポメ...
-
-
ハナミズキの育て方
ハナミズキは1912年に、当時の東京市がアメリカに桜を送った際に返礼として、日本に1915年にアメリカから白花種が寄贈さ...
-
-
ヒナソウの育て方
ヒナソウは、北アメリカ東部が原産の草花で毎年花を咲かせる小型の多年草です。日本に入ってきたのは昭和時代の後期に園芸植物と...
-
-
ビート(テーブルビート)の育て方
ビートの歴史はとても古く、紀元前より利用されています。始めは野生種の先祖型にあたる植物を薬草として利用されていて、ローマ...
-
-
ダイズの育て方
ダイズの歴史を調べてみると、はっきりとした起源がわからず、いくつかの説によって現代に伝えられていることがわかります。つま...
-
-
食べ終わったアボカドを観葉植物として栽培しよう
最近、美容にとてもいい効果があるとしてハリウッド女優やモデルがよく食べているというアボカドは、栄養価が高く質のいい不飽和...
-
-
アオマムシグサの育て方
アオマムシグサという植物はマムシグサの一種です。マムシグサというのはサトイモ科テンナンショウ属の多年草です。「蛇の杓子」...
-
-
ハナニラの育て方
ハナニラは別名セイヨウアマナやアイフェイオンといいます。原産地はアルゼンチンで、生息地は南米メキシコからアルゼンチンの辺...
”トベラ”は日本や朝鮮半島、中国を原産とする植物です。名前の由来は、昔、節分の日に悪除けの為にトベラの枝を扉にはさんだことから、”トビラノキ”といわれるようになり、それが”トベラ”となったといわれています。海岸などの沿海地を生息地とした広葉樹です。属名は”ピットスポルム”と呼ばれ、ギシリア語のピッタ(瀝青)とスポラ(種)からきており、種がねばねばとした液に包まれている姿からこの名前がついたと言われています。