ガジュマルの育て方

ガジュマルの育て方

原産地からもわかるように亜熱帯地方を生息地とする、クワ科の常緑高木です。沖縄ではガジュマルを「幸福をもたらす精霊が宿っている木」「幸福の樹」「精霊が住む樹」と呼んでいます。古い樹になるとキジムナーと言う妖精が住んでいると言われ、樹の下を恋人と並んで歩くと幸せになれるとも言われています。

育てる環境について

栽培方法のポイントとして、園芸店などで購入する場合は、まず葉を見ましょう。艶があり、先が黄色くなっていないかチェックします。そして、幹にシワのないものを選びましょう。幹にシワがあるものは、根が腐っている可能性があるので、注意して調べて下さい。育て方は、それほど難しいようではないようです。

観葉植物は、育てるのが難しいイメージがありますが、ガジュマルは寒さに強く越冬も可能なので初心者でも簡単に育てることができます。基本的に、日当たりの良い場所で育てますが、葉が日焼けして黄色くなってしまうことがあるので、できれば光量を調節できる場所で育てるようにした方がいいようです。

ただ、寒さには強いと言っても気温が5℃以下になると葉が落ちてしまうので、越冬させるときは、寒さ対策を忘れないようにすることが大切です。寒い季節には、部屋に入れ、雪などが降るときは、暖房の効いた部屋に入れて少しでも暖かい環境で育てるようにすると、大きくなってくれます。また、暖かい季節の5月から9月の生育時期は外に出しますが、いきなり直射日光に当てると葉焼けを起こすので、

半日日陰になるところなどに置いて日光に慣らして行きましょう。亜熱帯の暖かい地域の植物なので、日が当たらない場所では、育てることができません。ですので、冬でも窓辺など日の当たる場所に置くことも大切です。ですので、冬が寒い地域では、直植えにするよりも鉢植えにして育てるようにするのがいいようです。

種付けや水やり、肥料について

ガジュマルは、亜熱帯の植物ですが、水のやりすぎには注意が必要ですある程度乾き気味の管理がいいようです。ただし、生育期の5月から10月は、多湿になるように葉に水かけて、鉢土にもたっぷり水やりをします。部屋に入れている場合は、霧吹きなどで空気中の湿気を多くするのも育て方のポイントです。

冬場の水やりは、鉢土の表面の土が白く乾燥して2~3日してから与えるようにします。乾燥気味で育てていくのが冬場の育て方です。種付けをする場合、土は水を通す赤玉土と腐葉土を混合したものがいいようです。植える周期としては、2年を目安にします。鉢の底を見て根が出ていたら根詰まり気味になっているので植え替え時期です。

植え替える季節は初夏の時期がベストです。土は、観葉植物用の土で十分です。最近では、園芸店などである程度大きくなったものが売られていますが、種から育てるのも楽しいようです。小さな種から少しずつ大きく育てるのは、どの植物でも育てる楽しみを味わえます。肥料については、成長期に2ヶ月に1度与えるのがいいようです。

また、肥料のやりすぎには注意が必要で、栄養を吸収し過ぎて根腐れしてしまいます。肥料がなくても育つと言われているので、肥料は少しずつ与えるのがいいようです。水やりと日光に注意をしていれば、比較的元気に育ってくれる植物なので、他の観葉植物のように神経質になりながら育てなくてもいいので、面倒くさがりの人にもオススメの植物です。

増やし方や害虫について

増やし方としては、株分けをすると言うよりも挿し木による増やし方が一般的です。成長が早いので、小さな鉢だと2年もかからずにすぐに大きくなってしまいます。ですので、少し余裕を持って大きめの鉢に植えるのがいいようです。また、枝の伸びも早いので、常に剪定しているイメージの人もいるようです。

茎が伸びて樹の形が乱れてきたら挿し木のタイミングです。4月から6月ぐらいがいいようです。枝を6センチ前後の長さに切り下の方の葉を取り除きます。切った場所から、白色の樹液が出てきますが、水で綺麗に洗い流しておきます。そして、用意していた土に差して終わりです。ガジュマルを育てていて悩むのが、害虫です。

特に室内で育てていると、カイガラムシに悩まされることが多いようです。カイガラムシの成虫は、ロウ物質で覆われていので退治することが難しいようです。無理に剥がそうとすると樹を痛めてしまう可能性もあります。ですので、薬剤を使った駆除が一般的です。ふ化したばかりの幼虫なら薬剤に弱いので、見つけたらすぐに駆除するのがベストです。

幼虫は、5月から7月ぐらいにふ化するので、その時期は頻繁に枝や葉の裏などをチェックすることで駆除も楽になります。幼虫の姿が見えなくなってもしばらくは、薬剤を使うことで、確実に駆除することができます。成虫になってしまった場合は、1年を通して薬剤を使用することで、カイガラムシが繁殖するのを防ぐことができます。

ガジュマルの歴史

昔話などには、さまざまな植物が登場します。その中でも、人を幸せにする樹として、昔から大切にされてきたのがガジュマルです。原産地は、屋久島や沖縄、台湾やインド、オーストラリアなどです。原産地からもわかるように亜熱帯地方を生息地とする、クワ科の常緑高木です。

沖縄ではガジュマルを「幸福をもたらす精霊が宿っている木」「幸福の樹」「精霊が住む樹」と呼んでいます。古い樹になるとキジムナーと言う妖精が住んでいると言われ、樹の下を恋人と並んで歩くと幸せになれるとも言われています。幸福を運んでくれる樹としても人気なので、運気アップにつながると風水アイテムとしても注目されています。

沖縄地方の言葉で「絡まる」や「風を守る」が変化して「ガジュマル」と呼ばれるようになったとも言われています。花言葉は、健康です。成長した根がアスファルトやコンクリートも突き破る姿は、まさに花言葉の健康にぴったりです。日本以外でも、人々に愛されている樹で台湾やベトナムなどでは、寺院などの庭に植えられて、日よけの代わりにされています。

また、ガジュマルの樹の下にカフェなどのお店を出すこともあります。また、中国の福建省福州市では、街を代表する樹で榕城とも呼ばれています。観葉植物が人気になっている今では、小さなものを鉢植えにして、部屋などに飾れることもあります。小ぶりのものは、見た目も可愛らしいので、よくカフェなどの店舗の飾りとしても見かけることがあります。

ガジュマルの特徴

ガジュマルの特徴は、まず樹の高さにあります。20メートルほどの高さになるので実は鳥やコウモリなどの餌にもなります。ガジュマルは、太い幹と緑の葉っぱが特徴的で、神秘的な姿をしています。神秘的な一面もありますが、絞め殺しの木としても呼ばれることがあります。

これは、ガジュマルの成長の仕方に由来していて、土台となった樹に根を絡みつかせながら成長して行き、最終的には、土台となった樹を枯らせてしまいます。ですので、庭などに直に植える場合は、他の植物と少し離して植える方がいいようです。種類は、世界中に、800種ありますが、日本では、16種類が自生しているようです。

大きく成長するため、防風林や生垣として利用されたり、沖縄では沖縄そばの麺を製造するときに利用されることもあります。花は、いちじくと同じように実の中に花が咲きます。ですので、外から花を見ることができません。実は、1センチほどで、いちじくの様な甘い香りの柔らかい実です。ガジュマルは、幹の途中から気根と言う根を出すので、

その変わった姿は、今にも動き出しそうにも見えます。古くなるほど、気根がたくさんになるので、神秘的な雰囲気を味わうことができます。そのような姿が、妖精が住んでいると言われるようになった理由なのかもしれません。ほとんどが緑色の葉ですが、オウゴンガジュマルと言う、黄色の葉の種類も最近では、人気があるようで、園芸店やインターネットなどで購入できます。

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