ルバープの育て方と注意点とは。

ルバープの育て方と注意点とは。

ルバープは和名をショクヨウダイオウといい、シベリア南部地方原産のタデ科の多年草です。大型の植物で高さは1メートル以上になり最大2メートルまで成長し、株元から太くて長い葉軸を伸ばします。5月から6月には多くのクリーム色の花を花茎を伸ばして咲かせます。

ルバープの育て方

ルバープの育て方は以下の通りです。日当たりのよい場所でよく育ち、水はけや水持ちのよい養分が豊富な土が向いています。寒さには強いのですが、高温に弱いので真夏は日よけをし、乾燥にも弱いので、冬には株元をわらなどで覆います。

ルバープの栽培には種まきや株分け、園芸店などで販売している苗を移植する方法はあります。ルバープの種まきは3月から4月と9月から10月にむいています。発芽する温度は22度くらいです。種は発芽する力が強いので、簡単に芽が出ます。本葉が5枚から6枚ほどの苗に育ててから畑に植えつけます。

畑や庭先などの水はけのよい場所にあらかじめ石灰を入れて耕しておきます。赤玉土と腐葉土を7対3の割合で混ぜた土をまぜてから植えつけます。植えつけ直後には水をたっぷり与えますが、その後は過度に水を与えると根腐れを起こして枯れてしまうおそれがあるので、土の表面が乾いてから与えるようにします。

ルバープの栽培時の注意点

肥料は1年目は10月ごろまで、月に1回ほどの定期的に窒素分の多い肥料を株元にばらまいておきます。2年目以後は肥料はほとんど必要ありません。 株分けは春に株を堀りあげて、1株に根元の芽を1つ以上、太い根をできるだけたくさんつけた状態で切り分けます。

株はかなり大きくなるので、株の間は1メートル近く間隔を空けるようにします。栽培時には雑草をこまめに取り、太くてしっかりとした葉柄を収穫するために春にできる花芽は早めに取り除きます。

3年ほど経過すると、根が四方八方に広がるために根を切って掘り起こし、数分割して植え込むために大変な労力を要し、土地がルバープに適応していると30センチほどの下部に育って茎の下の部分が木質化するので、早めの対応と注意が必要です。

ルバープの育て方 収穫に関して

ルバープの収穫が可能になるのは大きく育った2年目からで、春から夏にかけて、葉柄が30センチほど伸びたら葉茎を根元から取って収穫します。初夏から10月ごろまで数回にわたって収穫することができます。1度にあまりとりすぎると生育に支障をきたすので、少しずつ収穫するようにします。

ルバープはフキのように太い葉茎を食用にします。葉柄は赤いものから緑色かかったものなどがあります。酸味がありジャムや砂糖漬けなどに調理して使います。皮をむいて数センチに切り、砂糖とレモン汁を加えて煮込むとジャムが出来上がります。ルバープの葉はシュウ酸が含まれているために、食用には向きません。

花の育て方になど色々な植物の育て方に興味がある方は下記の記事も凄く参考になります♪
タイトル:ヒメツルソバの育て方
タイトル:タデアイの育て方

pixta_koreopsis

コレオプシスの育て方

コレオプシスはアメリカ大陸、熱帯アフリカにおよそ120種類が分布するキク科の植物です。園芸用としては北アメリカ原産種が主...

pixta_sirobanatanpopo

シロバナタンポポの育て方

シロバナタンポポの特徴は、花の色が白色であることです。舌状花の数は他のタンポポと比べると少なく、1つの頭花に100個程度...

pixta_arusutoromeria

アルストロメリアの育て方

アルストロメリアは、南米原産の単子葉植物の属の一つで、アルストロメリア属、または別名をユリズイセン属とします。

pixta_nefurorepisu

部屋の中でも簡単に栽培することが出来る観葉植物

都市部の生活というのは公共交通機関が発達していたり、様々なお店が立ち並んでいたりと地方と比べてずっと快適だと感じている人...

pixta_erinjium

エリンジウムの育て方

エリンジウムはセリ科のヒゴタイサイコ属の植物です。同じヒゴタイサイコ属の植物にはE.maritimum やオオバコエンド...

pixta_coffenoki

ハイドロカルチャーの育て方

土を使わず、ハイドロボールと呼ばれる素焼きの石や、炭、砂等に植物を植えて育てる水耕栽培の植物栽培方法です。ちょっとした観...

pixta_himeshara

ヒメシャラの育て方

ヒメシャラはナツツバキ属のうちのひとつです。日本ではナツツバキをシャラノキ(沙羅樹)と呼んでおり、似ていますがそれより小...

pixta_abokado

食べ終わったアボカドを観葉植物として栽培しよう

最近、美容にとてもいい効果があるとしてハリウッド女優やモデルがよく食べているというアボカドは、栄養価が高く質のいい不飽和...

pixta_seiyoumurasak

セイヨウムラサキの育て方

セイヨウムラサキの特徴について書いていきます。日本を本来の生息地とするムラサキと比較してみると、茎に特徴があります。茎が...

pixta_musitorisumire

ムシトリスミレの仲間の育て方

この花については、キク亜綱、ゴマノハグサ目、タヌキモ科となっています。その他の名前としてはピンギキュラと言われていて、ピ...

スポンサーリンク

pixta_narukiss

ナルキッスス・バルボ...

ナルキッスス・バルボコディウムのナルキッススとは、ギリシ...

pixta_sumire

スミレの育て方

スミレの原産国は、北アメリカ南部になります。種類が豊富で...

pixta_keratosutexuguma

ケラトスティグマの育...

中国西部を原産としているケラトスティグマは明治時代に日本...

pixta_kestorumu

ケストルムの育て方

ケストルムはアメリカの熱帯地帯でよく見られる常緑樹でその...