サクラソウ科の花・プリムラの栽培方法

サクラソウ科の花・プリムラの栽培方法

プリムラは春・秋に蒔くのに適したサクラソウ科の花です。外国原産の西洋サクラソウグループの総称としてプリムラと呼ばれています。

プリムラという花について

プリムラは春・秋に蒔くのに適したサクラソウ科の花です。外国原産の西洋サクラソウグループの総称としてプリムラと呼ばれています。西洋サクラソウとは言っても、その原種はチベットやヒマラヤのものが半数を占めており、主として英国で改良されて西欧経由で日本に渡来した為にこの名が付けられています。

プリムラ属には交配種も含めて沢山の種類がありますが、それぞれに魅力があり明るい春の希望を運ぶ可愛らしい花として親しまれています。プリムラ・マラコイデスは和名でオトメザクラ、各茎にリング状に4から5段着花する多花性種で、花色は赤系・桃・藤桃・白などがあります。茎や葉に白粉と呼ばれる白いワックスのあるものと無いものがありますが、有粉種の栽培の方が育てやすいです。

プリムラの育て方

プリムラの育て方としては、プランター植えに適している為に5℃までが育つ適温です。4月になったら鉢から抜いて花壇植えにすると、もう暫く楽しむ事が出来ます。プリムラ・シネンシスは掌の形をした葉が特徴で、花径3から4センチくらいです。

花色は緋赤・濃桃・桃・白のものが売られていますが、性質がやや弱い為に数自体は少ないとされています。プリムラ・オブコニカは和名でトキワザクラです。光線不足にも耐えて、手入れさえ良ければ5ヶ月から6ヶ月は咲き続け、更には株分けで増やす事も出来ます。

花径5センチから6センチの品種が多く、紅・桃・淡桃・青・白・アンズ色などがあります。暑さには強いけれど寒さにはやや弱く、四季咲き性と呼ばれる性質を持っています。オブコニカの茎葉の毛にはプリミンと呼ばれる毒素が含まれている為に、触れるとかぶれる事があるので注意が必要です。

プリムラの栽培時の注意点

プリムラの栽培管理として、プリムラ類の自生地は適湿のある落葉樹林や草原地である為に、秋から春にかけては直射日光を沢山受けて、夏は木漏れ日の下で涼しく過ごします。この本来の姿を念頭において育てる事が大事です。プリムラの種まきは、5月まきにして大苗で夏越しをさせると楽です。

また、猛暑が過ぎた後で8月下旬から9月に蒔くと、大株には育たないけれど代わりに失敗もありません。種は通常ピートバンに蒔きます。種子は0.5ミリから1センチの間隔に離して蒔く必要があり、覆土は不要です。本葉が1枚から2枚に育ったら、浅い箱に4センチ間隔に移植し、葉が触れ合うようになったら、3号鉢に1本ずつ植えます。

6月から8月までは遮光下で育てます。9月中旬ごろに4号から5号鉢に定植をします。最後に株分けとして、鉢から株を抜いて根の土を落としたり枯葉を取り除いたりします。株の根元をしっかりと掴み、左右に引いて2つに分けます。もっと小さく分ける時は、2つにわけた株をもう1度分割します。

花や植物を育てるのに下記の記事は凄く参考になります♪
タイトル:オーリキュラの育て方
タイトル:サクラソウの育て方
タイトル:プリムラ・マラコイデスの育て方
タイトル:サギゴケの育て方
タイトル:プリムラ・ポリアンサの育て方
タイトル:ロウバイの育て方
タイトル:芝桜の育て方
タイトル:アッツザクラの育て方

pixta_nasu_02

植物の育て方で考えるべき要素や種類の選択について

植物の栽培を考える上で考えるべき事は、栽培する植物に合わせた環境を作るという事に尽きると言えます。特に重視したいのは肥料...

pixta_purimonaria

プルモナリアの育て方

プルモナリアはムラサキ科プルモナリア属に属し、多年草です。園芸ではプルモナリアと呼ばれていますが、ハーブティーなどにも使...

pixta_kisoutengai

奇想天外(ウェルウィッチア)の育て方

ウェルウィッチアは生息地をアフリカのアンゴラ及びナミビアのナミブ砂漠にしている裸子植物の一つです。日本では2つの和名があ...

pixta_livingstondazy15

リビングストンデージーの育て方

リビングストンデージーの特徴として、まずは原産地となるのが南アフリカであり、科・属名はツルナ科・ドロテアンサスに属してい...

pixta_nanbangiseru

ナンバンギセルの育て方

ナンバンギセルはハマウツボ科でナンバンギゼル属に属し、別名がオモイグサと呼ばれています。原産地は東アジアから東南アジア、...

pixta_bshukinia

プシュキニアの育て方

プシュキニアはトルコやレバノンの辺りを生息地としている高原に咲く花として知られている花です。球根が取れる花であるという特...

pixta_sischard

スイスチャードの育て方

スイスチャードという野菜はまだあまり耳慣れないという人が多いかもしれません。スイスチャードはアカザ科で、地中海沿岸が原産...

pixta_nihonzuisen

ニホンズイセンの育て方

特徴において、種類はクサスギカズラ目、ヒガンバナ科、ヒガンバナ亜科になっています。多年草ですから、一度避けばそのままにし...

pixta_fuji

フジの育て方

藤が歴史の中で最初に登場するのは有名な書物である古事記の中です。時は712年ごろ、男神が女神にきれいなフジの花を贈り、彼...

pixta_doudantutuji

ドウダンツツジの育て方

ドウダンツツジは、かわいらしいふっくらとした見た目の花をつける植物で、灯台躑躅、または満天星躑躅と書くのだか、その漢字の...

スポンサーリンク

pixta_murasakituyukusa

ムラサキツユクサの育...

ムラサキツユクサは、TradescantiaOhiens...

pixta_akimenesu

アキメネスの育て方

アキメネスはアメリカ中部、西インド諸島、南アフリカ北部を...

pixta_haibisukasu

ハイビスカスの育て方

熱帯地方や亜熱帯地方を生息地として大きな花を咲かせている...

pixta_takonoki

タコノキの育て方

タコノキの生息地と原産はユーラシア大陸、アフリカ大陸、オ...