コメツガ(米栂)の育て方
育てる環境について
マイホームという言葉はとても魅力があり、暖かみがある言葉ですが、誰でも一生に一度は、庭付きの自宅を持ちたいとなります。そしてそのことが実現したあかつきには、庭のガーデニングで、満足感を増していきたいということも考えます。自宅の庭は、建物自体と同じように、そこに住む家族の顔のようなものですので、できるだけ美しく個性的に飾りたいとも考えます。
そしてその時にポイントになるのが木です。花などは美しさを演出しますが、比較的小さな部分でのポイントです。しかし木は庭のバランスということでも、美しさや落ち着きのポイントになります。人間でも美人は顔が整っている人ですが、それぞれの部分の間隔がバランスの取れた位置にある人です。同じように庭でも、ポイントになる木や、
その他の植物のバランスが取れているときれいな庭ということになります。ただ美しい植物を植えれば良いということではありません。また個性がでますので、無意識のうちに見る人達も、そこに住んでいる人たちの個性を庭から判断するということになります。そのような意味でも、庭にどのような植物を植えて、
木なども植えるかということが大切になってくるわけです。またそれぞれ庭にも個性があるので、人間でも人それぞれ衣装の似合う内容が違うように、その庭にあった衣服とも言える木も、それぞれの庭で変わってくるということが自然です。その中でもコメツガは、庭木としても面白い木のひとつで、選択肢のひとつでもあります。
種付けや水やり、肥料について
コメツガは漢字だと米栂と書きますが、アメリカツガというツガもあり、混乱しやすいということで、漢字では書かないほうがよいともありました。このアメリカツガは巨木で70メートル以上にまで成長するということで、建材としても日本に輸入されているので、その点でも混乱してしまいます。
ツガとコメツガとアメリカツガがあり、輸入用のアメリカツガも米栂と書いて輸入されているということでした。その点も注意点です。また幹にも特徴があり、古くなると亀の甲羅状になり、割れて落ちていくということですので、そのことでも他の木と見分けがつきやすくなります。また雌雄同株で花は6月頃つきます。実は小さく、たまご型で10月頃熟して褐色になります。
また建築材料としても品質も良いので天井板などに使われますが、生育環境が山の中なので伐採が難しく、今ではあまり使われていないということですが、公園樹、庭園樹、盆栽などにはよく使われているということです。また成長も遅いので、ガーデニングでも庭木としては良い木ではないかということになります。
成長が遅ければ剪定もしやすいですし、形も整えやすくなります。また苗を購入して植えるということですので、庭の好きなところに植えられます。その時には水はけの良い所に植えないと、根が腐る場合があります。そのような点も育て方での注意点です。また盛り土なども工夫するということですが、他にも屋根の下などでは、数年で枯れてしまうことも多いので避けるようにということになります。
増やし方や害虫について
また植える時には根が大切で、注意しながら植えるべきですが、根よりも大きめの穴を掘り、その中に植えるようにします。その時の注意点は、できるだけ根を痛めないようにするということですが、根の周りに空洞ができると腐るので、その点も注意して植えるということになります。
空洞がないようにするためには、棒などで周りを突くのも方法ですが、70%ぐらい植えてから水を注ぎ込んで、空洞を無くすという方法もあります。そして水が乾いた頃に足でよく踏んで空洞を失くします。またくぼみなどを作り、雨水が溜まるようにしておくという方法もあります。それぞれ環境に合わせて適した方法で植えると良いということですが、
やはり日当たりと水はけが基本なので、コメツガの場合にもそのような基本的な育て方で植えていくということが良いということになります。またこの植物は育つのは遅いですが、大きくなるので、そうなると剪定も大事になります。大きくなるということは、庭に光がそれだけ入らないということになるので、枝を切り光を入れるということが重要になるわけです。
また庭の土の栄養分を他の植物と奪い合うということもあるので、大きさもコントロールしながら育てるということが重要になります。大きな木は見た目は良いのですが、そのように色々なデメリットもあるということになります。しかしそのようになるまでには、月日もかかりますので、最初のうちからうまく剪定して育てれば、その心配もしなくてすむということで、庭木としては楽しむことができる植物になります。
コメツガ(米栂)の歴史
コメツガは、昔から庭の木としても利用されてきましたが、マツ科のツガ属ということで、マツの系統の植物ということになります。ツガ類の植物は、原産地がヒマラヤから東アジア、北米にかけての広い地域に自生している植物で、日本も生息地のひとつとなっています。日本の場合には面白いことに、ツガとコメツガという2種類が住み分けられていて、
関東から北の寒い地方にはコメツガが生息していますが、関東から西の方ではツガが生息しています。そして境の地域、長野県などですが、その地域でも混在しているのではなくて、土地の高さなどで住み分けられているという面白い木でもあります。どうして住み分けられてしまうのかも謎ですし、同じツガ属なのに不思議な感じもしますが、
そのような特徴もあるのがこの植物ということになります。自然の不思議さですが、そのように、お行儀よく住み分けている植物ということになります。針葉樹ということですが、葉は針のように尖っているというわけでもなく、細長いソフトな感じの細い葉の集まりというような状態です。マツ科ですのでマツにも似ていますが、
葉は松の尖った葉を太らせたような感じの葉です。ですので松よりも全体的にソフトな感じを抱かせるので、庭木には松よりも良いかもしれません。木の高さは自然に自生している場合には、25メートルにもなるということですので、庭木にする場合は、その都度剪定しながら高さを調節して育てていくということになります。うまく育てると収まりの良い木として、シンボル的な存在にもできます。
コメツガ(米栂)の特徴
このコメツガの日本での北限は、青森県の八甲田山で、昔から有名な山ですが、それから関東あたりまでということですが、有名な地域としては、木曽の御嶽山や富士山、八ヶ岳、日光などです。また針葉樹林ということですが、コメツガの場合には、日本の固有種ということでも日本の気候に合っているということです。
その理由としては、針葉樹ということが挙られます。日本には厳しい冬がありますので、例えば冬の極寒期には、土までも凍ってしまい、根から水分をあまり吸収できません。それで葉が細いということで、水分の蒸発を防ぐ役割をします。そのために寒い地域でも生きていけるということです。そのように水分調整の役割もしているということですが、
他にも針葉樹は落葉しないので、春、暖かくなってもすぐに光合成ができるというメリットもあるわけです。そのように日本の気候に順応しやすい植物でもあります。その辺りも日本で繁殖に成功した理由があるようです。またツガとコメツガが日本では住み分けられていますが、それはそのまま環境の変化に適応するツガ属の順応性の表れでもあります。
また同じ木でも上の方の葉は、光も強く当たるので、それに適した葉をつけ、下の方は光も少ないので、そのような光でも光合成ができる葉をつけているという、非常に優れた植物でもあるということです。そのことも驚きですが、そのように日本の環境にも順応できる植物ですので、庭木として栽培しても生育にも優れているということになります。ガーデニングでも最適の木のひとつということでしょう。
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コメツガは、昔から庭の木としても利用されてきましたが、マツ科のツガ属ということで、マツの系統の植物ということになります。ツガ類の植物は、原産地がヒマラヤから東アジア、北米にかけての広い地域に自生している植物で、日本も生息地のひとつとなっています。