ウメバチソウの育て方
ウメバチソウの育てる環境について
栽培環境で最も大事なのが日当たりです。あまりにも暑すぎると弱る可能性が高いです。日本では5月から9月くらいになると日差しが強くなりますから、この時期には直射日光の当たらない日陰におくと良いです。できるだけ明るい日陰を選ぶと育ちやすくなります。
それ以外の時期には日向において育てます。高山の湿原で良く育つ植物ですから、比較的湿った場所を好む特徴があります。鉢植えをする際には4号から5号くらいの鉢を用いると良いです。群生させたいときには平鉢が適しています。単独では作りにくいという変わった特徴があります。
他の植物と一緒に植えてやると良く育ちます。たとえばリンドウやカキランなどと一緒に植えると美しさも増します。風通しが良すぎて空中の湿度が低い場所は好みません。どちらかというと湿度の高い方を好みますから、ベランダなどで育てる際には注意が必要です。
多湿を好むと言うこともあって、水切れを起こさないような環境を整えるべきでしょう。土壌は非常に大事で、保水の良いものを選んでおいたほうが良いです。暑くなる地域では育てにくい傾向があり、葉やけを起こして枯れてしまうことがあります。夏の暑い時期には注意が必要です。
空気中の湿度が低くなりすぎないように注意することと、水やりをこまめにすることを心がけると、夏の暑い時期に弱ってしまうことを防げるでしょう。品種によって育てる環境にも違いがあって、たとえばコウメバチソウは暖かい地域では育てにくいです。
種付けや水やり、肥料について
種付けは2月から3月頃に行います。種を蒔くときには土をかぶせる必要はありません。同じヶ所にまとめてまかないように注意します。水を好む植物ですから、保水性の高い土壌で育てるのが良いです。たとえば、硬質鹿沼土、日光砂、桐生砂、エゾ砂、日向土などを用いると元気に育ちます。
水やりは年間を通して行います。鉱山の日当たりの良い湿った地域で育つ植物だというイメージを持てば、水やりのタイミングも分かると思います。土が完全に乾いてしまうといった状況は防ぐように注意しなければなりません。冬になると成長が悪くなりますからあまり水を必要としません。
冬の時期に水をやりすぎると弱らせてしまう可能性がありますから、控えめにしましょう。冬以外は毎日水をたっぷり行った方が良いです。多くの水分を必要としていますから、毎日水やりを欠かさないようにします。また、土壌が乾燥してしまうと傷みますから、乾燥を防ぐために工夫するようにしましょう。
腰水をすると、今度は逆に痛みやすくなりますから注意が必要です。二重鉢にするなどの方法で乾燥を防ぐようにすると良いでしょう。肥料については、原肥は必要ありません。必要になるのは4月から9月頃です。
どちらかというと薄めのものを用いる方が良く、駅比を少しずつ与えるのが良いです。与える肥料は一般的な窒素、リン酸、カリが統領含まれたものを用いると良いです。4月から9月の間は月に2回から3回くらい薄めると良いです。
増やし方や害虫について
最も簡単な増やし方は株分けです。2年くらい育てていれば、株はかなり大きくなっていると思います。このような状態のものを半分から3等分くらいにして株分けをします。あまりにも小さくすると生育しにくくなる傾向があります。
細かく分けると枯れやすくなりますから、半分から3等分くらいが妥当です。種で増やすことができます。ただ、交配の作業は必要です。花が咲いた状態で放置していても種ができることもありますが、その可能性は低いです。種を取るためには人工的に交配してやるのが良いです。
この際、自家交配をすると種ができる可能性が低くなります。他にもウメバチソウを植えているのなら、別の株から花粉をとってきて受粉させる方が良いです。こうすることによって確実に種を取ることができます。受粉に成功すると大きな丸い実がつきます。
茶色になったら種を取って用土に蒔くと良いです。種の大きさは1ミリくらいですから、同じ部分に大量に蒔いてしまわないように気をつけます。厚まきになると生育が悪くなる傾向がありますから注意が必要です。土はかぶせずにおいて良いです。2月から3月に蒔くと、翌年の1期には花をつけるでしょう。
株分けで増やした場合には、もとのものと全く同じ遺伝形質を持っていますから、同じ花が咲きます。種で増やした場合にも、だいたい似たようなものを咲かせますが、場合によっては異なる花を咲かせることもあります。病気や害虫はほとんどありません。
ウメバチソウの歴史
ウメバチソウは北半球に生息する植物です。古くから北半球に多くの地域に分布しています。品種改良が行われていて、色々な品種があり、それぞれで原産が異なります。元々の生息地が広いために、原産もそれぞれで異なるわけです。山地帯から亜高山帯に分布する植物で、日本では北海道から九州まで分布しています。
高山帯に生息する高山植物で、日当たりの良い湿ったくっさちに生えることが多いです。ウメバチソウという名前は、家紋に使われている梅鉢の形をしているからだと考えられています。梅鉢というと、歴史の古い家紋で、最初に使い始めたのは菅原道真公です。
天満宮の神紋が梅鉢であることからも分かると思います。日本では梅鉢を家紋とする家計は多くあり、ウメバチという言葉がかなり古くから使われていたようです。ウメをモチーフにして作られた家紋が「ウメバチ」として言葉として定着し、
そしてこのウメバチという家紋に似ていることからウメバチソウという名前がつけられたわけです。歴史的に見て、「ウメバチ」という言葉はかなり前から使われていたと考えるのが自然です。ウメバチソウの仲間が日本へいつやってきたのかは分かっていませんが、
近縁種が西アフリカや中南米産の植物であることから考えれば、日本列島ができたときには、すでに自生していたと考えられます。品種改良も行われていて、たとえばコウヅウメバチソウなど、ウメバチソウの中でも有名な品種があります。
ウメバチソウの特徴
ウメバチソウは多年生植物で、花の特徴は名前からも分かるように梅鉢の形をしています。高さはあまり大きくならず、草丈は高くても40センチくらいです。花の大きさは2センチほどで、だいたい8月から10月くらいに白い花を咲かせます。
野生の状態で生育しやすいのは産地の少し珠洲市地域で、日当たりの良い湿った場所で良く育っています。葉は2センチから4センチくらいで卵形をしています。茎のてっぺんに上向きに花を咲かせます。どちらかというと涼しい気候を好みますから、どちらかというと東日本で育てやすい植物だと考えられます。
関東の平地でも育てることはできるそうですが、西日本くらいになってくるとかなり難しくなってきます。単独で植え付けるよりも他の花と一緒に植えた方が育ちやすいという特徴もあります。花の先端には仮おしべがあり、12から22に分裂しています。
比較的近い種の個ウメバチソウは、仮おしべが7から11に分裂しているという違いがあります。このあたりの特徴を知っておけば見分けることが可能でしょう。分類方法はいくつかありますから、分類方法によって靴科の違いがありますが、大まかな特徴はこのように考えれば良いでしょう。
育種されてきたこともあって、品種によって多少の違いがあります。たとえば、葉の形については長楕円形のものなどもあります。空中湿度が高い環境を好むと言うこともあって、マンションの高層階などでは栽培にはあまり適していません。
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