エリゲロンの育て方

育てる環境について
育て方として、育てる環境はどのようなところを好むかですが、日当たりを好む花になります。湿気はあまり好まず、風通しの良い場所を好むとされます。日本の気候に関しては1年を通じてそれなりに問題は無いとされていますが、少し不安があるとすると夏だけでしょう。日本の夏は高温多湿になります。
ちょうど花の季節において梅雨になりますから、その時には少し対策が必要になることもあります。日当たりの良くないところに置くとどうなるかですが、花つきが良くなくなります。花つきが悪くなればその後の種にも影響することになり、あまり増えない環境となってしまいます。十分に日当たりが得られるようにしなければいけないでしょう。
秋から花が咲く春頃まではしっかり日当たりに当てるようにし、夏には少し半日陰などに移すようにします。その時には風通しが良くなるような工夫も忘れずに行うようにします。冬に関してはなにか気をつけることがあるかですが、あまり何もありません。そのままにしておいてもいいくらい冬に関してはかなりの強さを持っています。
特に防寒対策を取る必要も無いので、そのまま育てることができます。少しの霜ぐらいなら問題がないので、暖地などで年に数回起きる霜ならそれが原因で枯れたりすることはありません。寒い地域になると少し弱さも出てくるので自宅内で管理をするなどのことを考えることもありますが、まずは一冬越させましょう。それから様子を見ます。
種付けや水やり、肥料について
栽培をするときにおいてはどのように植え付けをしていく必要があるかですが、株間は20センチぐらいあけながら植えるようにします。水はけが良いタイプが良いので、庭であれば庭土に腐葉土を少し混ぜるようにして植えこむようにすると良いです。鉢植えで行う場合においては花の培養土を使うこともあります。
自分で配合をするなら赤玉土の小粒を6割、腐葉土を4割などにします。肥料分、栄養分があると育ちやすいので、牛糞などを混ぜ込むと良いとされています。乾燥気味の状態を好む花になります。庭植えにおいては、最初に水を与えるぐらいでその他についてはほとんど水を必要としないとされています。
夏に日照りが続くようなときは、土の様子などを見ながら夜に水を与えます。朝などに与えてしまうとせっかく水をあげてもすぐに蒸発してしまいます。夜ならじっくりと下までしみ込んでくれますから、それ以降しばらく水やりが不要になります。鉢植えは庭植えに比べればある程度は頻繁に水を与えるようにしなければいけません。
肥料に関しては、植えるときの元肥以外には特に必要ないとされています。春から秋にかけて花が咲く時期がありますが、この時期に少し与えるようにすると株に元気が与えられます。月に1回か2回ぐらい液肥をあげるようにします。肥料をあげることによって葉っぱが増えるようになれば肥料を控えるようにします。肥料のあげ過ぎは葉っぱを増やし花付きを妨げることがあります。
増やし方や害虫について
この花は日本で馴染みのある花としてはタンポポに似ているかもしれません。タンポポといえば花後に白い綿帽子のようなものをつけます。それがゆらゆら飛んでいきます。これが種だとは誰もしらないかもしれませんが、これによっていろいろなところで咲くことができます。
この花についても同様に綿帽子のようのような種をつけ、それが飛んでいって、種が落ちたところで増えていきます。増やし方としてはこれを利用することがあります。そのままにしておくとどんどん飛んで知ってしまいますから、足元に落ちるようにすればいいでしょう。その他には株分けをすることで増やせます。
確実にたくさん増やしたい場合にはこの方法の方が手っ取り早そうです。根を伸ばしやすい植物になるので、植え替えをするときに株分けをします。季節としては春か秋に行うようにするのが良いとされています。植え替えに関しては株分けをしないとしても必要とされています。株が大きくなると同じ株同士でどんどん増えて蒸れやすくなり、
そこから腐ってしまうことがあるからですその状態はあまり良くないので、増やさなくても株を減らすなどしながら育てるようにします。そのままにしておくとどんどん増えるので、一定量に維持しようとするなら毎年少しずつ株を減らすなどが必要になるかもしれません。病気の心配は少ないですが、アブラムシがつぼみや茎や葉がつくことがあります。ハモグリバエの幼虫は葉につくこともあります。
エリゲロンの歴史
花の名前で有名なものについてはそれだけで選ぶことができます。バラなどは誰もが知っていますし、花屋さんに売られていないことはありません。最も売れる花かもしれません。カーネーションは比較的長く咲く花ですが、特に母の日にはお店などに並んで売られることが多くなるようです。このようによく知られている花もあればあまり聞いたことのない名前の花もあります。
その名前を聞いてみると決してその花を容易に想像出来ない場合があります。それは外国で付けられた名前が一般的な名前とされているからです。日本原産の場合であれば日本の名前がメインで付けられたりしますが、外国から来たものに関しては、この花はこのように言うとして入ってくるからでしょう。エリゲロンと呼ばれる花があります。
こちらについては北アメリカが原産とされていて、日本に元々あった花ではありません。でも実際に見てみるといかにも日本的、日本でどこにでも咲いていてもおかしくないような花の風合いをしています。この花に関しては和名が付けられています。ヨウシュアズマギクです。感じだと洋種東菊でこうするとなんとなく花が見えてきます。
キクのような花であることがわかってくるでしょう。この種類としては生息地は北アメリカ中心の花ですが、種類としては200種類ぐらいあってそれらは世界にあります。花の名前の由来としては、ギリシア語とされます。エリは早い、ゲロンは老人です。花後の綿毛が白髪に見えるからとされています。
エリゲロンの特徴
花の特徴として、種類はキク科になります。和名でキクの名前が入っていることからキクに似ていることはわかりますが種類に関してもキク科に該当します。草の高さとしては60センチぐらいになるものがあります。花が咲く時期としては初夏で5月から7月にかけて咲くようになります。栽培の難易度としては、一般的には育てやすい部類とされています。
耐寒性は強い方に該当し、耐暑性については日本においてはごく普通に育てられる部類となります。花については非常に頑健とされています。5月頃に咲いてすぐ散るのではなく、そのまましばらく咲き続けてくれます。ですから庭に植えていても華やかさを与えてくれます。この花においては夏に花が咲きます。冬は地上部については枯れてしまいますが根が残ります。
春にはその根から芽が出てきてまた花を咲かせます。ですから多年草に該当します。注意として言われるのは株がどんどん大きくなること、それが乱れたように咲くことがあることです。あまり不格好になるのは良くありません。この辺りは育てる側が管理をして整えてあげればいいでしょう。
花の色としては白がよく知られています。その他にピンク色の花がある場合があります。元もと白い色の花が、その後にピンク色に変わるとされています。白しか植えていないのに複数色見られるようなこともあります。花びらはキク同様に細いものがたくさんついて言います。真ん中の部分が黄色です。葉っぱはやや長細いタイプです。
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