クリスマスローズの育て方

クリスマスローズの育て方

クリスマスローズは別名ヘレボラスと呼ばれ、その歴史は古く、人々の生活の中に根付き利用されてきました。古代ギリシャ時代の医師、ヒポクラテスがこのヘレボラスの根や葉を用いて下剤や利尿剤を作ったという記述があります。

彩り豊かなクリスマスローズの育て方

クリスマスローズは多くの場合鉢植えの株を購入して栽培を始めます。株は育成年数によって価格が違いますが、一年ものは開花までに1年から2年必要ですし、どのような花が咲くかわからないので、好みの花形や色があるなら開花株を購入するのがよいでしょう。

自分好みの花を確実に選ぶことができます。購入した株は地植えでも鉢植えでも育てることができます。地植えする場合には、その場所に注意が必要です。この花はヨーロッパの寒冷地帯が原産ですので、夏の暑さや直射日光で大きなダメージを受けてしまいます。

できれば生息地と同じような広葉樹の根元など、夏は木陰になり涼しく、秋冬にかけて日光が当たる場所を選びましょう。夏の直射日光が長時間当たる場所はこの花には不向きです。植え付けは水はけがいい保水力のある用土を用いて行います。

赤玉土と腐葉土を7:3程度に混ぜた用土にあらかじめつぶ状の肥料をすき込んでから植え付けをしましょう。この植物は大変根を地中にしっかりと張りますので、地植えの場合には土を深めに耕します。40センチから50センチほど耕して苦土石灰を50グラム程度巻いてから用土で受け付けるのが最適です。

水やりは用土の表面が乾いた時に、たっぷりと撒いてやります。少量しか水やりをしないと根が土の表面に集中してしまうので、乾いた時にはたっぷり水やりをするのがコツです。夏の暑さ対策としては株の根元をマルチングして、日光が直接当たらないようにすると株が丈夫に育ちます。

肥料に関してはこの植物はあまり必要ありません。もともと過酷な環境で力強く咲く花ですから、肥料のやりすぎがあると花の色が悪くなってしまうことがあるので注意が必要です。植え付けの際の施肥以外では1ヶ月に一回程度の固形肥料で十分と言えるでしょう。また夏のあいだはこの植物の休眠期となりますので、施肥は行わず水だけを上げてしっかりと休めることも大事です。

置き場所と肥料やりの仕方

鉢植えでの育て方は、場合によっては地植えよりも手軽で初心者の方でも安心して行うことができるおすすめの栽培法です。鉢植えの場合、購入したら一回り大きめの鉢に植え変えるのがコツです。鉢を一回り大きくすることによって根が鉢いっぱいに張り、より丈夫で大きな株に育てることができます。

鉢の管理のメリットは季節に合わせてクリスマスローズに適した環境に移動できるという点です。夏のあいだは日陰の風通しの良い場所で休眠させて体力を蓄えさせることができ、しっかりと日光に当てたい秋の終わりから冬場、春にかけては日当たりのいい1等地に移動させることができるのです。

クリスマスローズの生息地広葉樹の根元という環境を考えて鉢の置き場を変えると、元気な株に育てることが出来るでしょう。一年ごとに成長して大きくなった鉢植えしたクリスマスローズは、定期的に株分けする必要があります。鉢の中に根がいっぱい回ってしまった状態で放置してしまうと、株は弱ってきます。

一回り大きな鉢に植え替えるか、株分けして増やして行きましょう。鉢から出したクリスマスローズを2つに分けて、別々の鉢に植え付けます。その際に根が絡んでいたら、剪定鋏で切って分けるようにします。株分けして受け付けたあとは株は弱っていますので、木陰で静かに休ませて水を与え、施肥はしないようにしましょう。

一年すると、それぞれの株が立派な花を咲かせます。鉢植えをする際に、ほかの植物と一緒に植え付けしたいと考える方もいますが、クリスマスローズは根をしっかりと張る植物ですので、ほかの植物と同じ鉢に植えると根同士が絡んで弱ってしまうので、注意が必要です。基本的に鉢での育て方は、クリスマスローズ一種類を植え付けるのが理想的と言えるでしょう。

株分けや仕立て直しのやり方

クリスマスローズの栽培の魅力は手持ちの株を受粉させて、種付けをし新しい品種を作ることができるという点です。この花は二つと同じ花色、花形がないと言われるほどバラエティ豊富ですが、手持ちの違う種類の株を受粉させると、その二つの株のいいところを受け継いだ種ができる可能性があります。

花を楽しむ場合には通常、種がつく前に株の体力を維持するために花を剪定鋏でカットしますが、種を採る場合には選定せずに種が熟すまで放置します。その際に種が飛び散ってしまわないように、紙製の茶こしなどを花に付けるとよいでしょう。種付けをし、熟した種は茶こしの中に落ちますのでスムーズに回収することができます。

この種を小さな鉢に植え付け、親株の花色や形を記録して管理しながら栽培していきます。2年から3年で花を付けるので、新しい花を生み出す喜びを味わうことが出来るでしょう。クリスマスローズのナーセリーでも、このような種付け方法で新しい花の品種改良を行って、美しい花を世に送り出しているのです。

クリスマスローズの歴史

クリスマスローズは別名ヘレボラスと呼ばれ、その歴史は古く、人々の生活の中に根付き利用されてきました。古代ギリシャ時代の医師、ヒポクラテスがこのヘレボラスの根や葉を用いて下剤や利尿剤を作ったという記述があります。

また血管系の治療にもこの植物を使用し、現在使われている強心剤にヘレボラスの名前から取られた薬もあるほどです。このように薬用植物として使われた歴史があるだけでなく、クリスマスローズはさまざまな宗教的な象徴の花としても多くの方に親しまれてきました。12月の厳しい寒さの冬、羊飼いの少女がキリスト生誕に花を捧げたいと考えましたが、あたりは一面の雪で花など咲いていません。

キリストに捧げる花がないと羊飼いの少女が涙を流したとき、その心の美しさからあたり一面に、薔薇のように純白のクリスマスローズが花開いたとされています。少女はこの花を摘んでキリスト生誕を祝福するために捧げることができたという伝説があります。このような伝説からクリスマスローズはキリスト生誕を象徴する聖なる花としても親しまれるようになったのです。

クリスマスローズの特徴

クリスマスローズは別名ヘレボラスといい、原産はスイス、ドイツ、オーストリアなどのヨーロッパ地方です。この生息地の森林は日本に置き換えるとちょうど北海道の気候に似ています。広葉樹の広がる森林の木の根元に群生するヘレボラスは、夏場は木々の葉が茂る木陰で涼み、秋になり葉が落ちると、木の根元まで届く日光を浴びて育ちます。

そのため、夏は涼しく冬はよく日射を受けられる環境でよく育つのです。ヘレボラスの特徴はなんといっても冬場でも葉を落とさない常緑の宿根草というところです。多くの花が枯れる冬から早春にかけて美しい花のピークを迎えるため、寂しい庭を彩ってくれる貴重な存在と言えるでしょう。

真冬でも緑の葉が落ちずに茂るため、グリーンを目当てにこの植物を植える方も多くいらっしゃいます。この花はカラーバリエーションや形が豊富なことも大きな特徴です。一重咲きの楚々とした花形から、パーティードレスのような華やかな八重咲きまで、本当に幅広い形があります。

そのカラーも原種に近い黄緑や白から、薄いピンク、紫、黒、アプリコット、黄色など、豊かな花色とグラデーションを楽しむことができ、二つと同じ花がないのも特徴です。花には珍しいブラックがあるのもクリスマスローズの特徴です。

下記の記事も詳しく書いてありますので、凄く参考になります♪
タイトル:ローズマリーの育て方
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タイトル:バラ(つるバラ)の育て方

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