ゆりの育て方
ゆりの育て方とは
ゆりの種類によって生育環境は多少違うものの、基本的には栽培する場所は日当たりの良い場所もしくは明るめの日陰などが良いです。また水はけの良い場所を好みますので、雨が降った時などに水がうまくはけていくように工夫をしておくのも良いでしょう。ゆりを栽培する時は球根を植えるのは秋ごろ、10月頃から11月頃までがベストです。
肥料は4月頃と7月頃に与えるのが良いです。与える時期の目安は春に芽が出て葉を広げ始めた頃、7月頃の花が咲き終わった頃に粒状の化成肥料を与えるようにするといいです。水は土の表面が乾いているなと思った頃にたっぷりと与えればいいのですが、地植えの場合、乾燥を防ぐためにワラや腐葉土を撒いておくのがオススメです。
土はその種類によって好むものが違うのですが、鉢植えであれば中粒や小粒の赤玉土を6、腐葉土を4の割合にして混ぜたものが適しています。土質は例えばテッポウユリであれば粘土が強いもの、ヤマユリやササユリなどは軽めで有機質に飛んでいるもの、スカシユリやアジアティックハイブリッドなどは砂質で水はけの良いものがオススメです。
花の開花は5月頃から7月半ば頃までです。茎が長く伸びてきますが、あまりに長い時にはそのままにしないで支柱をたててあげるのが良いです。ゆりを栽培する上でのポイントは植え替えはせずに土が乾燥しないように気をつけてあげましょう。また夏の暑さを嫌います。
ゆりを栽培するためのコツ
ゆりは球根を植える段階から気をつけておくといいです。球根には下の部分から出る下根と上の部分から出てくる上根があります。上の根は特に大事で、ここから水分や栄養を吸収しているのです。ですから植え付けの時にあまりに浅いと上根が十分伸びなくなってしまうので、地植えの場合は球根2、3個分の深さ、鉢植えでは鉢植えの真ん中あたりの深さに植えるようにすると上根が長く伸びて上手に生育させることができます。
また春になってくるとケムシが葉を食べにくることがあります。さらに開花期にはナメクジによってせっかくついた蕾が食べられてしまうことがあります。退治する方法としてケムシは殺虫剤、ナメクジには専用誘殺剤を利用するこが効果的だと考えられます。これら以外にもアブラムシやヨトウムシ、ネキリムシなども発生しやすいので注意が必要です。
病気に関して心配なのはボトリチス病などで、一度発生してしまうと改善するのは難しいので梅雨前の時期になったら殺菌剤を塗布して予防しておくようにするのがベストです。ボトリチス病とは茶色のシミができる別名葉枯れ病といわれるものです。
種付けはどうしたらいいのか?
ゆりの育て方で悩んでしまうことの一つに種付けをどうするかということがあります。ゆりは花が枯れた後にそのまま放置しておくと種ができます。この種を作る時に株の栄養がかなりとられてしまうので球根に栄養があまりいかなくなってしまいます。
ですから種付けしたい場合はそのまま花を枯れさせてしまえばよいですし、同じ球根を来年また使いたいということであれば花が咲き終わった時点で付け根部分で摘み取ってしまうほうがいいです。手で簡単に摘み取れますからハサミなどはなくてもかまいません。種付け以外では球根の鱗片を一枚ずつはがして砂にさして発根させる鱗片ざしか、花が終わった後に球根の上部につく木子という子供の球根や葉の付け根に付くむかごを外し、他の場所に植える方法などがあります。
これらの方法を使っての育て方は花が咲くようになるまでは2年から3年ほどかかりますので気長に育てていきましょう。冬の間の管理はどうしたらいいのか悩んでしまう場合がありますが、鉢植えでしたらなるべく風通しの良い場所に置き、長い間雨が降らない時には水を与えるようにします。それ以外に肥料などは特にあげる必要はありません。地植えの場合は霜がおりる前に根元にワラを敷いてあげたり、落ち葉や枯れ草などを利用して3cmから5cmくらいの厚さになるように敷き詰めてあげると対策することができます。
ゆりはかなり香りが強い花ですが、あの香りには副交感神経に作用することによって新陳代謝を高める効果があります。するとホルモンの分泌が促されて糖尿病や肥満などに効果があります。またゆりには様々なカラーがあることで知られていますが、それぞれの色がセラピーのような効果を発揮します。例えば白色は神経を安定させてくれますし、赤やオレンジ、黄色などは気分を明るくしてくれます。
ピンクは幸福感を与えます。緑色は目の疲れを癒して心を安らげてくれることがわかっています。誰かに贈り物をする場合にも豪華な見た目によって高級感があります。花言葉もあり、純潔や飾らぬ美、荘厳というものです。種類はすかし系、ハイブリッド系があります。
ゆりの歴史を知ろう
ゆりは日本国であれば古代の時期から存在していました。有名な古事記には神武天皇がゆりを摘んでいた娘に一目惚れして妻にしたという記載があり、これが日本最古のゆりに関する記述です。このエピソードは奈良県にある三輪山辺りのことだといわれており、この一帯で生息しているのはササユリという種類のものです。
この物語をもとにした祭りが奈良県桜井市にある率川神社で三枝祭りとして行なわれています。これは別名ゆり祭りとも呼ばれています。中世になるとふすまなどにユリが登場するようになります。織物や衣装などにもユリは使われるようになっていました。江戸時代になると花を観賞する文化が生まれますので、この頃にはゆりの改良なども行なわれ、37種類ほど17世紀末の書物で紹介されています。
ヨーロッパからも植物学者や医師などが派遣され、ユリを始めとした日本の植物がヨーロッパの人々にも知られるようになっていきます。明治以降になりますと、ユリの球根を輸出するようになりました。特にテッポウユリの人気は高く、現在では海外で多くのユリが品種改良されて日本へと輸入されてきています。戦後はカノウユリの優良品種も作られているのです。
ゆりの特徴とはどんなもの?
ゆりは全世界で100種類以上生息しており、日本原産はそのうちの15種類ほどが存在しています。生息地は北半球の亜熱帯地方から亜寒帯地方です。山野の草地、里山の疎林の傾斜地、海岸の岩場や砂地などによく自生しています。ユリは水はけがよく、適度に日射しのある場所を好むのです。花びらの形はその種類によって違いますが、基本的には秋頃に球根を植えて初夏から夏にかけて花を咲かせます。
植える場所は花壇でも庭でも鉢植えでもOKです。野生のものには風情があり、園芸品種には野生のものでは見られない色や可愛らしさがあるなど野生種と園芸品種のどちらにも育てる楽しみがあります。花びらは6枚ほどあり、筒状になっていて先端だけ少し開いているものやカップのような形をしているものなどいろんな種類があります。
またユリという字を漢字にあてはめると現在では百合と書きますが、万葉時代には由利や由理と書かれていました。当時の日本ではそちらが使われていたものと考えられ、中国の書物に百合と書いてあったことから、これが日本へと伝わって現代のように書くようになったといわれています。見た目の上品さやその芳香から百合は世界中で愛好者がいるのです。
下記の記事も詳しく書いてありますので、凄く参考になります♪
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