サツマイモの育て方

サツマイモの育て方

サツマイモは薩摩芋と書き、生息地は薩摩と言うイメージが強いのですが、現在国内における生息地は全国となっています。また、サツマイモの原産は南アメリカ大陸、ペルー熱帯地方などであり、スペイン人もしくはポルトガル人がこれらの地域から東南アジアに導入をして伝来が行われ、後にフィリピンのルソン島、中国、そして日本の宮古島へと伝来したと言われています。

サツマイモの育てる環境について

サツマイモの旬は秋ですが、秋は食欲の秋などと言われており、この季節には色々な食材を入手することが出来ます。また、サツマイモは芋堀の定番野菜でもあり、子供から大人までが楽しめると言った醍醐味を持つ野菜でもあり、やせた土地などでも手がかからず作り易いとされています。

尚、家庭菜園でも栽培が出来ますし、家庭菜園で栽培した場合などでは、葉や茎なども食べることが出来るため、普段お店では入手が出来ない部分の味を楽しめると言うメリットも有ります。因みに、葉や茎と言うのは芋ツルであり、ニンニクを炒めた油で葉や茎をよく炒めから味付けをする料理法やおひたしや天ぷらなどで食べることが出来る食材でもあるのです。

サツマイモは、茎を土にさして栽培するものであり、茎のどの部分から根が出て来るのかは解りません。それ故に、育てる環境は水はけが良く、日当たりが良い環境を好みます。連作障害は有りませんので毎年同じ場所で作付けが出来ると言う特徴も有りますが、肥料を多くあげてしまうと、ツルボケと呼ばれる状態になり、芋自体が痩せた形で成長をしてしまいます。

前作時に肥料を入れて挙げている場合などでは元肥を入れることなく作付けを行う事が可能になります。尚、サツマイモの生育適温は25度から30度の高温を好み、酸性土壌でも栽培が可能ですが、先ほど説明を行ったように肥料が多い事で窒素分が多くなってしまうので、ツルぼけとなるので注意が必要です。

種付けや水やり、肥料について

サツマイモは原産地が南アメリカ大陸、ペルー熱帯地方と暑い地域ですので、暑さを好み寒さに弱い野菜です。また、通気性や水はけがよい砂質土を好みますが、酸性土壌でも通気性や水はけが良ければ良く育ってくれます。サツマイモは苗を植えての栽培となります。

植え付けを行う2週間間に1㎡あたり苦土石灰を100g、堆肥を3kg混ぜて良く土と混ぜ合わせるように耕して準備をしておきます。1週間前には、1㎡あたり有機配合肥料を30g入れて畝を作ります。尚、苗を植える時は土が乾きやすくするために、植える場所を30mほど盛り上げておきます。

こうする事で水はけがよくなり、通気性も高まります。因みに、良い苗と言うのは長さが25~30cmくらいで、葉の枚数としては6~7枚の物を選び、茎が太くなっていて、葉柄が短い物を選ぶようにします。苗は、30cm間隔で植えてあげてますが、芋は葉がついているところに発芽しますので、葉を2~3枚埋めるように作付けを行います。

水やりはそれほど多く上げる必要がなく、土を見た時に乾燥している場合に少しだけ水を与えてあげて、あまり多くの水をあげてしまうと芋が大きくならないので注意が必要です。ツルが伸びた段階で苗の周りに生えた雑草を除去したり、

有機配合肥料を1㎡あたり30gほど与えて土寄せを行っておきます。また、苗を植え付てから2か月ぐらいで芋は大きくなりますが、ツルの途中から出た根は切っていく事で芋を大きくすることが出来ます。

サツマイモの増やし方や害虫について

サツマイモの苗は植え付けを行うと沢山の根となる不定根が出て来ますが、この根から土の中の養分、水分を吸収し、芋を太らせていきます。これと同時に、葉から吸収された養分を利用して糖分を溜めて行きますが、この糖分により甘いサツマイモを栽培することが出来ます。

それ故に、甘い芋を作るコツは光合成がし易い日当たりの良い環境を選ぶ事でもあるのです。尚、ツルが伸び出した時は反対側にひっくり返してあげて、定期的に試し堀りをしてみて芋の太り具合を調べます。サツマイモは寒さに弱いため、霜が降りる前に収穫をする事が大切です。

一般的には、植え付けてから4か月ほどで収穫となりますのでタイミングを見るためにも定期的な試し堀を行います。育て方の中でも管理は大切で、水やりは葉がしおれるようになった段階でたっぷりと水を与えます。苗を植え付けしてから3週間ほど経過するとツルが伸び始めるため、

畝の表面の除草、中耕を行いながら株元へ土寄せを行い、植え付けをしてから2か月ほど経過した頃に、ツルが畝を覆って四方に広がり始めたら空きスペースの方にツルを返してあげます。サツマイモはアブラムシやハスモンヨトウ、コガネムシ類幼虫、ネキリムシなどの害虫対策が必要です。

ハスモンヨトウは芋の葉を食害する害虫であり、コガネムシ類幼虫は根を食害する害虫、ネキリムシは苗の地際を食害して苗を倒す害虫であり、これらの害虫は殺虫剤を利用して防除しておきます。

サツマイモの歴史

サツマイモは薩摩芋と書き、生息地は薩摩と言うイメージが強いのですが、現在国内における生息地は全国となっています。また、サツマイモの原産は南アメリカ大陸、ペルー熱帯地方などであり、スペイン人もしくはポルトガル人がこれらの地域から東南アジアに導入をして伝来が行われ、

後にフィリピンのルソン島、中国、そして日本の宮古島へと伝来したと言われています。尚、フィリピンのルソン島から中国に伝来したのは1594年、中国から宮古島に伝来したのは1597年だと言われており、17世紀の初頭に沖縄県の琉球地方、九州地方、東京都でもある八丈島や本州と伝わったと言われています。

そのため、但し、一番最初に日本に伝来されたのは宮古島で有り、宮古島の村役人が首里王府への帰途の際に、逆風により中国に漂着し、1597年に中国を出発したものの、九州に流れ着き、その後宮古島に帰島したと言われています。

また、この時に宮古島にサツマイモの苗を持ち帰ったのが日本への伝来だと言われているのです。しかしながら、宮古島からの伝来と言うものはなく、琉球地方や九州地方、八丈島、本州などはそれぞれ中国からの伝来によるものであり、

与那国島は1612年、石垣島は1694年にそれぞれ中国から伝来が行われたと言われています。この事からも、サツマイモと言うのは今から400年以上前に日本に伝来した野菜であり、古い時代から日本国内で食されていた野菜になるのです。

サツマイモの特徴

南アメリカ大陸、ペルー熱帯地方が原産となるサツマイモは、石焼き芋、天ぷら、大学芋などの料理で食べる野菜として知られていますが、食べる以外にも、焼酎の原料に利用されたり、干し芋やチップ状にしたスナック菓子として加工されることも有ります。

また、芋版と呼ばれる芋を輪切りにしてから、断面に絵を描いてスタンプを作る時にも利用されるなど様々な利用用途が在るのが特徴です。国内で栽培されているサツマイモには高系14号や紅アズマ、紅赤もしくは金時、鳴門金時、農林1号と言った種類が在り、これらはブランドとしての特徴を持っています。

原産地が熱帯地方であり、暑さに強い野菜と言うのも特徴の一つと言えますが、サツマイモには100グラムあたり食物繊維が1.7gの量が含まれており、腸の中を綺麗にしてくれるなどの美容効果が在ります。また、ビタミンB1が0.1mg、ビタミンCが30mg、ビタミンEが1.3mg、カリウムが460mgと、

栄養価が高い野菜でもあり、焼き芋やふかし芋にする事で甘みを増す事や食物繊維や豊富なビタミン類が含まれているなどの理由、美容効果も期待出来る事からも女性に人気が高い野菜です。

尚、サツマイモはに含まれる食物繊維でもあるセルロース・ペクチンは便秘を解消してくれる効果、血液中のコレステロール値低下させる効果、血糖値をコントロールする効果を持ち、大腸ガンを初め、高血圧や糖尿病などの成人病の予防効果を持ちます。

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