セイヨウヒイラギの育て方

セイヨウヒイラギの育て方

クリスマスなどによく見られるかわいらしい赤い実を多くつけるセイヨウヒイラギの花言葉は「神を信じます」「将来の見通し」「不滅の輝き」など、キリストの誕生日であるクリスマスに相応しいような言葉が花言葉とされていることが多いです。

セイヨウヒイラギの育てる環境について

栽培環境については、基本的には丈夫な植物であり、枯れることも少ない植物なので、よほど酷い育て方をしない限りは、どんな環境でもある程度は育てやすい植物であるといえますが、夏のような暑さにはやや弱い傾向があり、冬でも排気口の近くや、熱風が出るような場所、

熱がこもりやすい場所などは置かない方がよさそうです。鉢植えの中で育つような最初の時期は、夏の間だけでも温度が調節できる部屋の中や、風通りがよい玄関や窓の近くなどに置くことで、特別不調が起きることなく、大きく成長することができることだと思います。

セイヨウヒイラギは水切れがあまり良くはありませんので、玄関などの濡れてもある程度片付けができるところがオススメです。赤い実を多くつけたいのならば、日光に当たりやすいところに置くということも忘れてはいけません。一番適切な場所は根がのびのびとはれるような庭などの広い場所で、

半日陰のところが良いでしょう。ジメジメしているところは好きな植物なので、風通しが良すぎて乾燥してしまう場所はあまり好まないようです。乾燥している場所しかなかったとしても、水やりなどで対処ができます。外に置いているとムクドリなどの鳥が食べにくることもあるのですが、

実自体は非常に苦みが強い実であるので、取りに来るのは最初のうちだけで、後々おいしくないということを学習し、こなくなる可能性の方が高いので、よほど実を大量にとられることや、鳥が来ることによって別の被害が起きる可能性が高くない限りは、放っておいて大丈夫です。

種付けや水やり、肥料について

種を植える時期は、セイヨウヒイラギの花が咲く時期に合わせて、4月~5月頃に植えますが、環境によっては6月に植えても丈夫に育ちます。最初は鉢植えから育てる人も多いと思いますが、その際は黒土に腐葉土を混ぜた通気性と保湿性が高い土を使います。

枯れにくい非常に丈夫な植物なので、水やりもよほど乾いているような土地でない限りはそんな頻繁に行う必要はなく、土が乾いていたらあげる程度で十分です。しかし、回数が控えめで十分なのですが、あげる水の量はたっぷりとが基本となります。

たっぷりを日に何度もやっていると水のやりすぎにより根が枯れてしまい、成長しなくなってしまうこともあります。また、水をあげる時間は、冬はいつでも大丈夫なのですが、夏は昼にあげることで、水が日にあたって熱くなってしまい、暑さに弱いセイヨウヒイラギは根を傷めてしまいます。

夏は朝か夕方以降に水やりすることが望ましいです。水のやり方にも注意が必要です。花が咲く時期になると、白い小ぶりの花が咲き始めますが、花に水をかけるとしぼんでしまうので、長く花の鑑賞を楽しむのであれば、土に直接水をやることが望ましいです。

土の直接かけることが良い他の理由としては、セイヨウヒイラギは結構葉が生い茂るので、上からかけると、葉が邪魔をして、根まで十分に水が届かないこともあります。もし、赤い実を多くつけたいのであれば、肥料は必ず用意しましょう。

日光が少ないことによって実がつかない場合もあるのですが、成長すると大きい植物となるため、栄養が不足することが多くあり、肥料が必須となってきます。11月頃に実がついていないのであればその年の実はあきらめた方がよさそうです。

セイヨウヒイラギの増やし方や害虫について

大きな植物なので、挿し木によって増やすことが可能です。しかし、成長が遅い木なので、小さくしか育たなさそうだから多くの数を植えていくと数十年後に大変なことになるので、1~3本ぐらいを余裕あるスペースの中でゆっくりと育てることが望ましいです。

さし穂に使うのは、3月中旬から5月上旬に行うのであれば、前年に伸びた部分の枝、6月中旬、7月、9月に行うのであれば今年伸びた部分の枝を用い、10cmほどの長さに切って、切ったものに数時間水あげをしてから、赤玉土や鹿沼土にさしこみます。

もちろんさし木での成長も遅い木なので、ゆっくりと気長に成長を待つことが大切です。注意する害虫はそれほど多くはありませんが、カイガラムシ類であるツノロウムシやルビーロウムシ、ハダニ類などがつきます。カイガラムシ類の害虫は根や幹に、ハダニ類は葉につき発生しやすく、

セイヨウヒイラギの樹液を吸うことで、被害を大きくします。カイガラムシ類に効く防虫剤などを用意することも大事ですが、ハダニ類は乾いた葉を好んでいますので、定期的に乾いている葉を濡れた布で拭くことや、霧吹きなど水を調節できるもので、水分を補ってあげることで防ぐことが可能となります。

その際はあまり、花に水をかけないように行わなければ、花は水を吸うことでしぼんでしまうので、長く鑑賞していたい方は注意して行うことが必要です。そんなに花の鑑賞が目的でないのであれば、上から水をダバッとかけても、丈夫な葉なのでそれが原因で何か不調が起きることはありません。

セイヨウヒイラギの歴史

クリスマスなどによく見られるかわいらしい赤い実を多くつけるセイヨウヒイラギの花言葉は「神を信じます」「将来の見通し」「不滅の輝き」など、キリストの誕生日であるクリスマスに相応しいような言葉が花言葉とされていることが多いです。

しかし、ヨーロッパではキリスト教以前に、既に聖なる木として扱われていました。クリスマスの定番になった理由は諸説ありますが、古代ローマで農神祭の贈り物として扱われていたものを、キリスト教の者が「魔除け」の意味や、キリストを意味する「永遠の命」の象徴として、

真似をし、贈り物に備え付けたことから、クリスマス期間の魔除けとして使われるようになっていきました。他にも、トゲのある深緑の葉や、濁りのない真っ赤な実のその見た目から、キリストの受難のシンボルである茨の冠を連想したり、濁りの無い真っ赤な実はキリストの血の色だという説が出回り、

キリストを連想させる見た目であったため、定番化したとも言われています。ヒイラギにまつわる話は聖書の中でも、後のイエス・キリストとなる少年が生まれたことを知ったヘロデ王は、自分の立場は脅かされることを恐れて、イエス・キリストが住む街へ兵を送り込み、2歳以下の子どもを皆殺しにしますが、

天使の予言を聞いた賢人のヨゼフが聖母マリアとイエス・キリストを連れ、追ってから逃げる際にヒイラギの茂みに身を隠したところ、ヒイラギの枝が伸び、葉が茂り、彼らを完全に隠してくれ、追ってから逃れることができたため、マリアは、自分たちの命を守ってくれたヒイラギに対して、祝福を与えたという話も存在するのです。

セイヨウヒイラギの特徴

セイヨウヒイラギはその名前の通り、生息地をヨーロッパの西部を主とする、モチノキ科、モチノキ属の植物ですが、ほかにも、ヨーロッパ南部、アフリカの北西部、アジア南西部の原産である植物です。葉の大きさは一定ではなく、長さは小さいものでは5cmほどですが、

大きいものだと12cmの大きさのものがあります。若く、地面に近い葉ほど、トゲが多くついており、逆に古く、地面から遠い葉ほどトゲの数が少なく、葉先のみとがったものが目立ちます。花弁はあまり意識して見かけることが少ないのですが、非常に小ぶりの白い花弁で4枚あります。

主に風などではなく、昆虫などの虫を媒介して受粉を行う虫媒花なので、匂いは通常の花よりも強めです。果実は、ヒイラギの種類によって様々な中、大き目の部類に入り、直径がおよそ6mmから10mmといったものが多いです。また、魔除けのものとして使われていることもあり、

ヨーロッパの方では薬用にも優れていると考えられており、葉の方は、塩と混ぜると関節炎に効くといわれ、赤い実の方はコレラ、赤痢、腸の病気に効くとされており、家庭植物の中でも育てやすい植物のため、一般的な家庭にもヨーロッパの方ではよく植えられています。

よく植えられている理由としては、育てやすいのもありますが、葉や枝などが非常に丈夫にできているため、全体的なフォルムを考えた飾り切りをしやすく、園芸を楽しむ初心者の方にも扱いやすい植物であることも理由としてあげられます。

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