エンコリリウムの育て方

エンコリリウムの育て方

パイナップル科に属しており日頃よく口にするパイナップルの原種から派生したとも考えられています。乾燥地に生息していた事もあり、湿気の多い日本での輸入が近年である事は、それだけエンコリリウムのたどってきた歴史を簡単には覆せない事実であります。

育てる環境について

このエンコリリウムは品種の原産地がブラジルという事で、太陽の国で育ったために非常に日光を好みます。熱帯雨林が多く雨も多いのですが、とにかく日光を好みます。そして寒いのは大嫌いですので四季のはっきりしている日本で育てる場合には冬を乗り越える「越冬」が一番の環境課題になります。

渡り鳥のように寒くなったら南の方へ引越しできればいいのですが、植物のためにそこまでする人は珍しいです。サンルームがあればそこで冬を越させていけば良いでしょう。そうでなければやはり部屋の中で育てる環境つくりが必要です。また水については同じ中南米が生息地のサボテンなどとは違い、しっかり目に与える事も重要です。

この種の特徴でもある「増えない」「伸びない」「売ってない」はこの種の特徴ですので環境を整える事で解決できるのもではありません。地道に育てる環境つくりをする事が重要です。他の多肉植物と大差ない環境で育てると良いのですが、毎日しっかりと眺めてあげる事により、この植物の育つスピードやどのように育っていくのか、

葉の伸び方など細かい特徴がつかめてくるはずですから、それをしっかりと把握することで環境つくりに役立てる事がうまく育てるコツでもあります。基本は鉢植ええすが、土は軽石を混ぜてあげると良いです。気難しい性格は抑え込むのではなく受け入れてあげてこそ成長につながるはずですから、購入先や貰い受け先にしっかりと聞く事も重要です。

種付けや水やり、肥料について

育てる事が一般的に難しいと考えられているエンコリリウムですが、日本でも愛好家の方をはじめ、様々な方が育てています。ブラジルに比べ地域で気候が微妙に違う日本での栽培実績は今後の同品種の育て方に影響を及ぼすものであるかもしれません。基本的に植え替えを嫌い、株分けなども嫌う傾向にある品種ですのでデリケートな面を考慮しつつの日常作業が必要ではないかと考えられます。

水やりについては一般的な多肉植物と同じ感じで考えれば良いのですが、鉢の土の表面が乾いたら植物全体にかけてやるように水を補給してあげると良いです。これはどんな生き物でも同じですが生命の源は間違いなく「水」です。必要量の多い少ないは別にして、欲している事にしっかり気づく事が重要です。

多肉植物ですと半月に1回とかですのでそれに準じてあげると良いです。栽培が難しい品種は種付けも難しいとされています。根がしっかりと活着し発根している状態であれば種付けや株わけも比較的容易にできる可能性が高いです。失敗しては植物に失礼なのでやはり購入先などで細かく聞く事も重要です。

肥料については、培養土を使う事でクリアできます。現在は多肉植物用など様々な培養土が売られており、根腐れしないような成分配合もなされていますのでそれを使用する事で栄養素は摂取できます。使い古しの用土は栄養分が無くなり、老廃物がたまり、虫がついている可能性もありますので新しい用土を使う事が必要になります。

増やし方や害虫について

この植物の増やし方ですが、まずは株分けという方法があります。株を鉢から外して、根っこに付いている土を落としながら、丁寧に傷つかないように子株を外していきます。外した子株はすぐに用土に植えつけ水やりをします。ただ注意点としては子株に水をやりすぎると腐ってしまう事がありますので注意が必要です。

この際に用土に虫が付いていたりすると、エンコリリウムに害を与えてしまう事になりますので、用土には細心の注意が必要になります。次に挿し芽で増やす方法があります。これは芽を切り取って土に挿して育てる方法です。この際重要なのが、芽を切り取ってすぐに土に挿すのではなく風通しの良い日陰で4から5日程乾燥させると良いです。

個の際にはコップに入れて成長点が上を向くように立てておくと良いです。エンコリリウムは気難しい性格であるがために、増やしにくい品種でもありますが、しっかりとした知識で行えば考えているよりも容易な作業です。基本的に害虫などが付いて枯れてしまうイメージの低い品種ですが、培養土などに虫が含まれていたりしてそれが害を及ぼす事があります。

増やすタイミングで培養土を入れ替えたりして、植物への気配りもしっかり行います。エンコリリウムは見た目も興味を引き、その色あいの存在感も抜群な植物ですので、栽培しにくいと言われている面はあるものの、一度は栽培、繁殖してみたいと考える植物です。これが成功すれば他の植物は比較的容易に感じます。

エンコリリウムの歴史

日本の中ではほとんど市場に出回る事がなく、手に入りずらいために、輸入された株からの株分けしか中々見る事のできないエンコリリウムですが、その生息地は海外、とくに温暖な地域で中南米が主になります。原産地はブラジルと言われており、エンコリリウムホリダムとして非常に希少価値の高い植物です。

一年中温かい気候のブラジルでの歴史が長いために日本での栽培歴史は長くありません。実際に育て方を知っていてそれを実践している人も少なめであります。パイナップル科に属しており日頃よく口にするパイナップルの原種から派生したとも考えられています。乾燥地に生息していた事もあり、湿気の多い日本での輸入が近年である事は、

それだけエンコリリウムのたどってきた歴史を簡単には覆せない事実であります。ブラジルに限らず中南米原産の植物はその姿は多様性に富んでいますが、育ってきた環境には耐寒性が乏しく日本のような四季がはっきりしている国においての栽培は非常に難しい。しかしながら日本人持ち前の興味心、好奇心、

そして苦難を乗り越えるために努力する事の積み重ねで交配を重ねていくうちに日本の気候にも順応しうる種を作り出し、その歴史に新たな1ページを作り出そうとしています。ブラジル固有種でもあるエンコリリウムは日本人の手によってもうひとつの歴史を歩みだしています。これはブロメリアファンにとってもこの種の転換点でもあり大変喜ばしい事でもあります。

エンコリリウムの特徴

この植物の特徴としては外見的には面白い形状をしています。育つごとに葉を伸ばすのですが、全体的に球体っぽく、丸みを帯びたように大きくなっていきます。これは好きな人には堪らない他にはない育ち方をするので、鑑賞用としても重宝されています。全体のフォルムが丸くなる非常に面白い希少な植物は他には中々ないので一見の価値ありです。

ブラジルが原産という事で日光をこよなく愛する種でもあり、耐寒性はほとんどない温暖向けの植物です。また水分についてもよく接種する植物です。これは雨の多い日本でも向いている特徴です。日本での生息はほぼ無いために輸入にて購入する事になりますが、いつも品薄状態もこのエンコリリウムの特徴の一つです。

この種類の性格は気難しいの1点です。自生での繁殖能力はすこぶる高いのですが、繁殖用に育てようとしても植え替えや株分けを嫌う傾向があり、少しでも間違うと枯れてしまったりするので、扱い方にも注意が必要な植物です。しかしながら葉の色艶やトゲトゲの形状などの魅力的な要素が多く希少がゆえに人気の高い品種です。

発根し活着している株であれば通常のブロメリアなどと同じ管理での成長を期待できるのは日本的な発育が可能である事の証明でもあります。エンコリリウムという一般的には知名度の低いと思われがちなこの品種も各地にある植物園やワ二園など、比較的暖かい地方の植物を展示しているところであれば見る事もできると考えられます。

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