オキナワスズメウリの育て方
育てる環境について
育て方としてはどのような環境が適しているかになりますが、まずは日当たりで育てるようにします。日本では沖縄地方などで自生をしています。特に木々がうっそうとしているところでないと自生しないわけではないので、日当たりの中で元気よく育っていく植物と言えます。暑いところで育つ植物なので耐暑性はそれなりにあります。
沖縄の暑さと本州の暑さは多少異なりますが、それでも本州の暑さなどに特に負けるようなことはありません。元気よく育てることが出来るようになっています。真夏においては暑さで他の植物が弱ってくることがあります。そのようなときにでもこの植物は元気よく育つとされています。直射日光がたっぷり当たるところに置くようにしても問題はなさそうです。
この植物においては特徴としてつる性であることが言われています。そのことから周りに這って行くための部分がないと上に上がることができません。ですから、実際に自分で育てようとするときには這わすためのものを用意した方がいいでしょう。簡単なものとしてはネットがあります。
最近は緑のカーテンを設置するためにネットが用意されることがあります。その他垣根であったりフェンス、棒が一本あるだけでも這わせることができます。ウリの仲間ですから緑のカーテンとして育てることがあるかもしれません。暑さについ良いですから、直射日光があたっても葉っぱが枯れるようなことは少ないです。北海道ぐらいになると寒さで育ちにくいです。
種付けや水やり、肥料について
水やりとしてはどのようなことを気をつける必要がある家ですが、土が乾いてきたら水を積極的に与えるようにしていきます。つるがどんどん伸びていく時には水分もたくさん必要になってきますから、そのときにしっかり与える必要があるでしょう。春から夏にかけてどんどん伸びていきます。
緑のカーテンとして育てようとするときには春先ぐらいからどんどん伸ばすように生育をさせるでしょうから、そのときに水分不足にならないようにします。夏になってくると気温が上昇してくるので鉢植えにしていると知らない間に水切れになっていることがあります。マンションなどではどうしてもプランターなどの利用になるでしょうから、
水切れになる前にしっかり与えます。毎日定期的に与えるようにしておけば特に問題はありません。肥料については適度に与えるようにします。花が咲く時期、生育時期においては液体肥料を与えるようにします。与え方としては即効性のあるものと緩効性のものをうまく使い分けるようにします。初めの方では緩効性のものでゆっくり効かせるようにします。
一方で成長をドンドンしている時には栄養もたくさんいるので即効性のあるものを与えることがあります。植物の様子を見ながら、成長が衰えてきているようであれば与えるようにします。肥料においては注意したい事としてはりん成分を必要とすることです。これがないと花が咲かず当然実もなりません。緑のカーテンようならあえて咲かさないこともあります。
増やし方や害虫について
1年生の植物ですから株分けなどをして増やすことが出来るわけではありません。種をとって増やすことができるので行ってみましょう。種子を取るにはまずは実をならす必要があります。赤い実の状態で放置しておくとそのうちどんどん乾いてきます。すると中に少し変わった形をしたものがあるかもしれませんが、それが種子になります。
これをそのまままくのではなくきれいに洗うようにします。実の部分に発芽抑制物質が含まれているので、それが残っていると発芽しにくくなります。そして陰干しをして保存するようにします。注意としてはきちんと熟してから行うことです。実としては緑の状態になっている事がありますが、この状態はまだ熟しておらず、
種自体も中にはありますが将来的に育つタイプではありません。そのことからきちんと熟すのを待つようにします。春頃に種をまく事になるでしょうが、目安としては気温が20度以上になる頃です。4月の中旬以降であれば問題ないでしょう。植木鉢などにまいてその上に土を5センチほどかぶせるようにします。
発芽までには2週間ぐらいかかりますから、じっくり待ちます。その間は土が乾かないように管理をします。目が出てきて葉っぱが4枚以上になってきたら本格的に育てる場所に植え替えをします。そのままでも問題ありません。病気や害虫などにおいては余り考える必要がなく、暑さについても問題が少ないです。水やりさえきちんと行えば育てやすいです。
オキナワスズメウリの歴史
植物にはいろいろな目的で栽培されたりするものがあります。よくあるのは食用になるでしょう。日本においては米を始めとして野菜などが食用として栽培されることがあります。それ以外においては観賞用として栽培されることがあります。こちらについては花などがあります。バラの花などは食べたりすることはほとんどないので観賞用になります。
別の目的としては人間は食べないけども動物の飼料として利用するために育てたりすることがあるようです。歴史において少し変わった目的で作られることがあったのがオキナワスズメウリと呼ばれる植物になるでしょう。こちらにおいては原産、生息地としては日本におけるトカラ列島の口之島以南の琉球列島とされています。
日本以外においては台湾であったり南中国、オーストラリアやアフリカにおいても見られるとされています。見た目が可愛らしいこともあって、鑑賞をするために栽培されることが多く、日本においては琉球おもちゃウリとして流通することもあります。こちらのほうが馴染みがあるようです。中国名においては毒うりとの怖い名前がついています。
これは果実や根に有毒成分が含まれているからとされています。インドでは食用になったり、ネパールでは薬のように使うようです。その他の利用として、農業分野においては食害対象となっている経緯があります。害虫の宿主植物になることから虫の研究のために使われることがあるようです。歴史上いろいろな使われ方をしています。
オキナワスズメウリの特徴
この植物は被子植物に該当します。バラ類、真正バラ類のウリ目、ウリ科になります。注意しないといけないのはスズメウリ属ではないことです。オキナワスズメウリ属とこの植物の属性がありそちらに属する植物として知られるようになっています。オキナワにおいては別の植物としてクロミノオキナワスズメウリと呼ばれる植物があります。
こちらについてはスズメウリ属に属する植物となります。見た目としてはあまりわからない部分もありますがきちんとした違いになっているので気をつけないといけないでしょう。植物としては1年生のつる植物になります。野菜においてはこのようなことが多いので毎年新しい根が生えて楽しむ植物となります。
葉っぱに関しては一般的な楕円形の葉っぱに比べると多少長めになっています。長さと幅はともに10センチぐらいで、掌のような切れ込みがあって分かれています。それぞれにおいては一般的な葉っぱのような形になります。葉のふちにはぎざぎざがあります。見た目は光沢のある表面ですが、多少ざらつきのある葉っぱになっています。
この花については雄花と雌花が別々になりますが、雌雄同株なのでひとつの株で実をつけることは可能です。雄花と雌花については一つの葉腋からでています。どちらの花も色は白で、直径は1センチほどになります。特徴的なのは果実になるでしょう。球形で直径が2センチほどです。真ん丸のものが2つつくような形で、最初は緑色ですが徐々に赤くなります。
-
ヤブコウジの育て方
こちらの植物は被子植物、真正双子葉類、コア真正双子葉類、キク類になります。更にツツジ目、サクラソウ科、ヤブコウジ亜科とな...
-
キバナコスモスの育て方
キバナコスモスはメキシコの比較的低い場所に自生する草花で、花が咲いた後は枯れてしまい、種を取ることで毎年開花させることが...
-
トケイソウの育て方
原産地は、北米、ブラジルやペルーなどの熱帯アメリカです。パラグアイでは国花とされています。現在、園芸に適した品種として知...
-
ウメモドキの育て方
ウメモドキは、日本の本州、四国、九州、そして中国原産の落葉低木です。モチノキ科モチノキ属に分類され、生息地は暖帯の山間部...
-
サトウキビの育て方
サトウキビはイネ科の多年草で、東南アジアや、インド、ニューギニア島などが原産と言います。また、インドの中でもガンジス川流...
-
アボカドのたねは捨てずに育てよう
「森のバター」とも呼ばれている果実をご存知でしょうか。これは、アボカドの事を指しますが、栄養価が高く、幅広い年代に人気の...
-
ロベリアの育て方
ロベリアは熱帯から温帯を生息地とし、300種以上が分布する草花です。園芸では南アフリカ原産のロベリア・エリヌスとその園芸...
-
アサガオの育て方
日本で古くから親しまれている日本で最も発達した園芸植物です。それは小学校の教材でも用いられる程で、育成の容易さも示してい...
-
イトラッキョウの育て方
イトラッキョウは日本原産の植物で、生息地が長崎県の平戸島に限られている貴重な植物です。準絶滅危惧種に指定されている貴重な...
-
ハナトラノオの育て方
ハナトラノオは北アメリカ東部を原産地とする植物であり40センチから1メートル程度の大きさに育つ多年草の草花です。かわいら...
この植物は被子植物に該当します。バラ類、真正バラ類のウリ目、ウリ科になります。注意しないといけないのはスズメウリ属ではないことです。オキナワスズメウリ属とこの植物の属性がありそちらに属する植物として知られるようになっています。オキナワにおいては別の植物としてクロミノオキナワスズメウリと呼ばれる植物があります。