ミニカボチャの育て方

ミニカボチャの育て方

ミニカボチャをはじめとするカボチャの原産地は、インド地方やナイル川の沿岸地域、南米大陸北部のペルー、アンゴラなど様々な学説がありましたが中南米大陸の遺跡調査が進められ、当時の原住民の生息地域とされる地層でカボチャの種や皮が発見された事から、現在では中央アメリカから南アメリカ北部の熱帯地方が原産地とされています。

良いミニカボチャの育て方は土起こし

良いミニカボチャを作るには、ミニカボチャに適した土を作る事からはじめます。毎春の種付けや苗の栽培前のの1月から2月にかけて、基本の土作りをやる必要があります。土起こしは、土を30cm以上深く掘り起こしがたい土をほぐし、通気性と排水性を高めます。

1月から2月の厳寒期に土を寒気に晒すと土壌中の病原菌や害虫を死滅させる効果があるとされています。土起こしは、スコップを根元まで深く差し込み土を掬い裏返して土を脇に置く作業を繰り返して、畑の土を上下入れ替えます。掘っている時に、石や作物の根など異物が出てきたら、小さな物でも取り除くと良いとされています。

小さな石などの異物が土の中にあると、後でミニカボチャの根が伸びた時にぶつかって根の生育を阻害する恐れがあります。掘り返した土はそのまま10日ほど寒さに晒して消毒します。出来る事ならば、種付けや栽培を開始する前に土の色々な面を寒さに晒し消毒した方が良いので、繰り返し土を折り返す事をお勧めします。

土起こしによって凸凹になった土は、凍結や乾燥を繰り返して行くうちに自然とならされて柔らかくなります。良いミニカボチャの育て方の第二は土壌成分の調整ミニカボチャの栽培に適した土のペーハーは6.0?6.5とされており、少し酸性濃度が高い方が種付けには良いとされています。

土の酸性濃度を測るには、インターネットやホームセンターなどで市販されいる簡易土壌診断キットを利用するのが簡単で良いとされています。土壌診断キットは、土壌の酸性濃度だけで無く窒素やリン酸、カリウム、カルシウムなども試験紙で手軽にチェック出来ます。

診断方法は、栽培予定の畑の四隅と中央の深さ15cm位の深さの土を良くかき混ぜて一部を試験容器に入れます。更に、容器に水を入れて上澄み液を採取して、測定薬を加えて出た色と添付されている比色表と対比して、土壌のペーハーを確認します。

日本の土壌は酸性の土壌が多く、化学肥料の多様により更に土壌が酸性になりがちです。酸度調整には、石灰マグネシウムと石灰カルシウムを含むグレーの苦土石灰やかきの殻を砕いた黄土色のかき殻石灰を使用します。目安としては、1㎡あたり100?200gまく必要があります。

石灰をまいた後は、すぐに鍬などでしっかりと混ぜ合わせます。混ぜ方が不十分な場合は、石灰が固まりミニカボチャの栽培に悪影響が出ます。石灰をまいて1週間ほどしたら、堆肥を1㎡あたり2Kgを目安に栽培予定の畑全体にまき良く耕します。

堆肥は、土壌を団粒構造にする為にまきます。団粒構造の土壌は、大小の粒子が集まってだんご状態になり、隙間に水分や肥料を含み水はけや通気性が良くなる効果があります。

ミニカボチャの育て方

ミニカボチャの育て方は至ってシンプルです。栽培方法はズッキーニに似ていますが、ミニカボチャの場合は蔓が伸びる分のスペースが必要になるので、2m四方の広いスペースが必要になります。

準備する物は、堆肥2?3Kg、化学肥料100g、熔リン50g、苦土石灰、マルチシート、土壌診断キットです。種付けの1週間までに土起こしを完了します。畝に密着するようにマルチシートを張り広げ周囲に土を乗せて、風で飛ばされないようにします。

マルチシートの中央に種付け用の穴を開けて、種付けの日まで地温を上げておきます。 ミニカボチャの種付け時期の5月上旬は、まだ冷え込む日もあるので気を付けける必要があります。気温が低いと発育不良を起こす恐れがあります。

寒さから守る為に、四方に支柱を立てて大きめのレジ袋の底を切って被せる行燈型や市販のドーム型の苗カバーなどの保温資材をかけて、発芽と苗の生育を促進します。種付けは、指の深さ1cmのくぼみをつけ一箇所に3粒程度まき、一握りの土をかぶせて手で軽く押さえます。

そして、水をやります。種は、マルチシートの脇を避けて均等な間隔をあけてまくと間引きしやすく、残す株の根を傷つけることが無くなります。3?4日で発芽し、本葉2?4枚になった元気の良い株を残して他の株は間引きます。

ミニカボチャは、基本的に病害虫に強い作物ですが、アブラムシなどを見つけたらこすり落とすなど早期に退治します。ツルが伸びて来たら、親蔓と子蔓を2本3本残して他は摘み取ります。基本的にミニカボチャは放任でも育てられますが、出来る事なら余分な蔓は取り除いた方が管理しやすいです。

蔓がマルチシートをはみ出すほど大きくなったら、雨で泥が跳ねて土壌中の病原菌が葉や蔓について感染しない様に蔓の下に藁を敷き詰めます。しかし、予防の為藁なので藁がなくても栽培は可能です。ミニカボチャの株を大きくする為に、早い時期に株元近くについた花や実は早めに摘み取ります。

その後、一番最初の実が膨らみ始めたら、藁をめくり株の周囲1mに化学肥料を30g程度まき、軽く土をかけて藁を元に戻しておきます。実が手のひら大になり、爪が立つほど皮がかたくなってヘタの白い筋が目立って来たら食べ頃です。追熟無しですぐに食べられます。

カボチャの歴史

ミニカボチャをはじめとするカボチャの原産地は、インド地方やナイル川の沿岸地域、南米大陸北部のペルー、アンゴラなど様々な学説がありましたが中南米大陸の遺跡調査が進められ、当時の原住民の生息地域とされる地層でカボチャの種や皮が発見された事から、現在では中央アメリカから南アメリカ北部の熱帯地方が原産地とされています。

カボチャは、今から450年前にカンボジアからポルトガル船によって、サツマイモやトウモロコシ、ジャガイモなどの保存性の高い野菜として豊後、現在の大分県に伝えられたとされています。古代アステカやインカなどの人々は、昔のカボチャの果肉部分が薄く苦く食べる所が少なかった為に、カボチャの種を食べていたとされています。

又、昔のカボチャの品種の外果皮が厚く硬かった為に、種と果肉を取り除き乾燥させて、食器や貯蔵用の容器として使っていた痕跡が残されています。カボチャは、何らかの理由で起こった突然変異により甘いカボチャが出来たと考えられており、甘いカボチャをネイティブアメリカンなどの原住民が発見し、栽培種へと作り替えて行ったとされています。

日本では、明治時代になってから東北地方や北海道地方などでも生産される様になったとされています。現在では、日本各地で生産されており、ミニカボチャなど色々な品種が開発されています。

カボチャの特徴

ミニカボチャなど多くの品種が収穫直後は甘みが無く、収穫後に追熟させる事でデンプンの成分が糖に変質し甘みが増して行く特徴があります。スーパーマーケットや道の駅などの野菜直売所などで未完熟のカボチャが売られている事がありますが、2週間から4週間涼しい場所で追熟させれば問題無いとされています。

しかし、カボチャの熟成が進む事で甘みは増加しますが、ホクホクとした食感が失われて行きます。カボチャには、免疫力を高めるベーターカロテンや血液の流れを良くして冷え症の症状改善に有効とされるビタミンEが多く含まれています。又、カボチャには、高血圧の予防に役立つカリウムの含有量も多く、生活習慣病の予防に効果があるとされています。

食物繊維を多く含んでいるので、整腸作用や便秘の症状改善に有効とされています。良いカボチャの見分け方は、カボチャの皮がかたくてカボチャの形が左右対称なカボチャが良いとされ、ヘタがしっかりと乾燥しヘタの周りが少し凹んでいるカボチャが完熟していて良いとされています。

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