種から育てよう~トマトの栽培方法~

トマトの特徴
あまり知られていませんが、南アメリカ・アンデス地方がトマトの原産国となっています。また、トマトは家庭で栽培できる野菜としてもおなじみです。畑で育てた完熟トマトのおいしさはまさに家庭菜園の醍醐味といえます。
トマト栽培の難易度は中難度~高難度くらいです。20~25℃が栽培適温であり、よく肥えた土を好みます。日当たりのよい畑で育て、成育中の管理は丁寧に行いましょう。
こちらのトマトの育て方も凄く参考になります♪
トマトの育て方
ここからはトマトの育て方について説明します。まずは苗作りから。トマトの種まきの時期は4月~5月です。ビニールポットに土を入れ、種を4~5個まき、上から軽く土をかぶせ、水やりをします。芽が出てきたら間引きを行い、本葉が2~3枚になったら1本立ちにさせます。
次に6月下旬の植え付けに向け、畑の準備をします。酸性の土壌を中和させるために、植え付け2週間前に苦土石灰を深く耕しておきましょう。土作りがすんだら畝を作り、植え穴を掘ります。植え穴には堆肥と鶏ふんを入れ、よく混ぜ合わせます。混ぜ終わったら土を埋め戻します。
苗が育ったらいよいよ植え付けです。ポットから根鉢を取り出し、浅めに植え付け、十分に水をやります。植え付けが終わったら支柱を立てます。支柱は茎が風などで倒れるのを防ぎ、茎がまっすぐ伸びるよう誘引してくれます。
トマトの栽培時の注意点
植え付け2週間目からは追肥を与えます。1週間~10日に1回の割合で有機液肥を与えましょう。また、土の乾燥を防ぐために株もとにわらや刈り草を敷き、マルチングします。葉の付け根からわき芽が出てきたら早めに摘み取りましょう。わき芽を取ることで、中心の茎のみをよく生育させることができます。
苗が成長し、5~6段目の花房がついたら上の葉を2枚残して先端を摘み取ります。これを摘心といいます。また、多くの実をつけた場合は1つの花房に実を4~5個残して後は切り落とします。これを摘果といいます。摘果をする際は生育のよい粒のそろった実を残しましょう。
実が十分に赤く色づいたらいよいよ収穫です。収穫の目安は、開花後およそ50日前後です。手で持って軽く起こすと簡単に摘み取ることができます。
このような手順でトマトの栽培を行います。
管理のポイントとしては、トマトは連作障害を起こすので連作をしないこと、丈夫な支柱を立てること、わき芽をまめに摘み取ること、摘心・摘果を忘れずに行うこと、土の乾燥に注意することなどです。正しい育て方で楽しく栽培しましょう。
-
-
アロエの育て方
日本でも薬草として人気のあるアロエはアフリカ大陸南部からマダガスカルが原産地とされており、現在ではアメリカのテキサス州や...
-
-
シネラリアの育て方
シネラリアはキク科の植物で、早春から春にかけての代表的な鉢花のひとつです。原産地は北アフリカの大西洋沖に浮かぶスペイン領...
-
-
コレオプシスの育て方
コレオプシスはアメリカ大陸、熱帯アフリカにおよそ120種類が分布するキク科の植物です。園芸用としては北アメリカ原産種が主...
-
-
レモンマートルの育て方
レモンマートルはオーストラリア原産のハーブの一種です。ハーブといっても高さ20mと大きく育つため、低木や草花といった一般...
-
-
シュンギクの育て方
キク科シュンギク属に分類されるシュンギクは、20cmから60cmの草丈となる一年草植物であり、春には花径3cmから4cm...
-
-
ディケロステンマの育て方
ディケロステンマは原産が北アメリカ西海岸のワシントン州西部からカリフォルニア州中部に分布しています。別名をブローディア・...
-
-
キノコ類の育て方
きのこ類の特徴として、シイタケに関してはハラタケ目、キシメジ科、ハラタケ科と呼ばれる種類に属します。それぞれのキノコにつ...
-
-
アネモネの育て方
地中海沿岸が原産地のアネモネは、ギリシャ神話ではアドニスという美少年が流した血から生まれた花という説もあり、古くからヨー...
-
-
ツキヌキニンドウの育て方
ツキヌキニンドウはアメリカ原産のツル性の植物で、5月頃から10月頃までの春時期から秋口にかけて、細長く先端部分が開いた、...
-
-
サンキライの育て方
英名は「Chinaroot」で科目はサルトリイバラ科です。原産国は日本や中国、朝鮮半島、インドシナ半島などのアジアを主な...
トマトは私たちにとても身近な野菜です。トマトの成分・効能として、ビタミンAなどのビタミン類が豊富に含まれていること、リコピンによる抗酸化作用があることなどが広く知られています。トマトはナス科の植物であり、日本で多く生産されている野菜の1つです。